OTOGIKI LAB. #08「OTOGIKI LAB.公開収録in大阪福島Pub SHOCKS③」

川田:さあ、それでは公開収録はまだまだ続きます。改めて、ここであの2人に帰ってきていただきましょう。ビューティフルハミングバードのお二人です!拍手でお迎えください!

(拍手)

小池:よろしくお願いします

川田:おかえりなさいませ。喉乾いてないですか?

小池:大丈夫です。

タバティ:でもなんかおいしそうですよね。菊池さんが飲んでいるのを見ると

小池:美味しそうに飲まれてて

菊池:すいません。途中で入ってきてしまい(笑)

川田:あの菊池さんのプチ情報ですが、ここに来る前にリハーサル中にサウナに入ってますから、福島で。

タバティ:仕上がってますね

菊池:はい。ちょっと早めに着いてしまったので、時間があったので、ちょっと、はい。楽しませていただきました(笑)

小池:最高ですね(笑)

川田:ゆっくり大阪の夜を楽しんでほしいなって思います。ここからですね、この4人でOTOGIKI LAB.の実験ですね、「音聞-OTOGIKI-エクスペリメント」、音の公開実験にお付き合いいただこうと思います。皆さんもずっと気になっていたこの謎の黒いマネキン、実はこれはあるものを録音しておりました。で、どういったものかというのは、まずサンプルから聞いてもらおうと思います。ここで1人のプロをご紹介いたしましょう。朝日放送テレビで音声をされています、和三さんです。よろしくお願いします。

和三:どうもよろしくお願いします。和三といいます。普段テレビの「音声さん」をやっていて、あまりこういうラジオ収録とか、そういうのはしたことないんですけども、まああのテレビの番組をやっている以外の時間何をしているかというと、私こういうちょっとした音に関するちょっと変わった技術をいろいろ試すのが好きでして、そういうのを試していって、いろいろテレビだったり、ラジオだったり、そういうのに使えないかなと日々こういうのをちょっとやっています。

川田:なるほど。それを皆さんには実際に聞いていただこうと思います。ビューティフルハミングバードのお2人と菊池さんにも、ちょっと聞いてリアクションしていただきたいなと思いますので、じゃあまずはですね「音」を出していただきましょうか。皆さんもお聞きください。

(波の音)

小池:これは…癒し音…

川田:これはタバティさん何の音ですか?

タバティ:これは…海ですかね。

和三:はいその通りです。こちらの方、まあ。私、阪神キャンプの仕事もしてまして、そのオフ日にちょっといい海があったので録りに行こうかなって、ちょっと音を録りに

川田:ちなみにサーフィンが趣味だそうです。

和三:ということで、次は同じような海の音でも違う海の音を聞いていただきたいと思います。

(海の音)

川田:どんな海を思い浮かべますか?

小池:白い感じの…白波の…

和三:これは実際仕事で行った沖縄キャンプなんですけど、休みの日にサーフィンに行ってそのまま…

川田:それを仕事というんですか?(笑)

和三:でちゃんとお休みにさせていただいてまして、その時に録った音です。

小池:サーフボードと機材を持っていくってことですか?

和三:そうなんです。サーフボードは現地で借りたんですけど

小池:そっか

川田:今和三さんを掘り下げる時間じゃないですよ(笑)

小池:すみません気になって(笑) テレビの音声さんってだけでもワクワクしてる(笑)

川田:まだまだあるんですよね。

和三:はい。あとは、まあちょっとこれも癒しの音だとは思うんですが

(小鳥のさえずりやざわざわと風に揺れる木の音)

小池:いますね。今度は海じゃなくて山の方な感じですか

和三:そうですね。これも奈良県の吉野山の方でで取ってきた音で、5月頃なんでまだウグイスが鳴いている頃ですね。

小池:素敵

和三:あと同じ場所で5月頃だったんで雨降ってきたんで、こういう音も…

(雨音)

小池:あ~雨だれの音がします。

和三:こうやって、いろんな音、この自然の音って、すごく癒しの音だと思うんですけども

小池:素敵ですね。

和三:はい。実はですね、今この音、まあここの会場の方はちょっと感じられなかったかもしれませんですけど、これまたPodcastを聞いていただくとですね、実は立体に聞こえるように、録っているんです。実はこのマイクがそういうふうな、方式で取れるように作ったマイクです。

川田:はい。皆さんの目の前にあったこの謎のマネキンは実はマイクなんですよね。そうなんです。はい。どこにマイクがあるんですか?

和三:あの、後でまた前に来て見ていただいたらいいと思うんですけど、マネキンに実はシリコンの耳をつけてまして、で、その耳の中にマイクを入れているんですね。これはどういうものかというと、『バイノーラル録音』っていう。あの、1980年代後半から実はある技術で、ぶっちゃけると、耳ん中にマイクを仕込んで、その音をその人が聞いたら、じゃあ聞いたままの音を感じられるでしょ。っていうのはこのマイクの方式の、ぶっちゃけていうとそういうところなんですけども、なので、普通に音楽とか、いろんな普通のステレオで聞いていると、そんな立体的な音っていうふうに、左右のスピーカーとかイヤホンの中で、感じる音はあるとは思うんですけど、こういう方式でとると、もう頭全体で、録れるので、あの、立体的に音が聞こえるっていう

川田:右後ろから、拍手が聞こえたぞとか。前からギターの音が。ちょっと右の方では歌声がとか、そういうふうに聞こえるんですね。

和三:そういう風に聞こえます。こういう方式っていろいろあるんですけど、こういう古いこれなんかは私が自分で作ったマイクなんですけど、もともとこういうのを売っているやつもありまして、そういうのなんかすごく高価なんですね。高価なんで会社に買ってもらえないなら自分で作ろうかなって、

川田:ここからABCまで歩いて、5分もかからないで、そんな近いところで、悪口やめてほしいなと思うんですけども(笑) 実際今回はそういった音も聞かせてもらえるんですよね。

和三:はい、実はここにずっと置いていたっていうのにも理由がありまして。ビューティフルハミングバードさんの演奏、このマイクで録ったらどういうふうに聞こえるかっていうのをちょっと。録ってみたくて、ここにこうやって邪魔なんですけど、ちょっとマイクを置かせていただきました。先ほどのあの曲を収録したので、ここの会場の方は実際に立体的には聞こえないんですけども、ヘッドホンをしたら聞けるので、どなたか聞いていただいて。

川田:じゃぁ小池さん、聞いていただきましょうか。

小池:はい。いいですか

川田:会場の皆さんはPodcastで聞くのをお楽しみということで。じゃあ、菊池さんにも聞いていただきましょう

菊池:どっち右で左とかあるんですか?

和三:青い方が左です。あ、このテーブルが空いている方が左です。じゃあ、先ほどの曲をちょっと再生させていただきます

(先ほどのアニーローリーを再生)

小池:周り全部に音がありますね

川田:どうですか?

タバティ:僕がこの辺にいるんですよ

川田:どの辺ですか(笑)

タバティ:このへんなんですよ(笑)

川田:Podcastの人にもわかるようにしてください(笑)

小池:左前当たりにタバティがいるなって感じ

菊池:すごいですね。

小池:すごいですよね。

川田:菊池さん、どうですか?

菊池:これ、マイクは高いんですか?

和三:いえ、あのマネキンが589円です。シリコンの耳がちょっと高くて、2500円ぐらいですね。マイクを持って会社にある普段、テレビで使うピンマイク。それを仕込んでる感じですね

菊池:なんか頭の後ろの方から聞こえてきたり、光子さんの声が聞こえてきたり、ギターが違う方から聞こえてきたり、なんか自分の聞きたい方から聞こえてくるような気もするし、

小池:あーなんとなくわかります

菊池:なんか違う時にはこっちからというのも現れるし、よりクリアに聞こえる感じがしますね

和三:こういうので、録ると基本的にこの壁もいろんな音を反射したりとか吸収したりとか、そういうのがあるので、いろいろ位置も変わって聞こえることはあると思うんですけど、実際人間は目も見て聞いていると、その場所にその人がいるって感じて、そういう音を遮断したりするんです。

小池・菊池:あ~

和三:なのでそういう風に視覚がないとそう感じることもあるんです。

川田:お客さんがポカーンとなっているので、せっかくだったらこれを聞いてみてください。聞いてみたいよという人は、ちょっと手を挙げてもらっていいですか?今、ヘッドホンを渡して聞いてもらいましょうか。はい。聞いてみたい人は手を挙げて、はい。あ、じゃあ前のその女性の方

菊池:あんまりすごいとか前情報がない方がよかったですかね。(笑)

小池:そうかもしれない(笑)

川田:ちょっとお声も聞きたいので、マイクを向けていただいてもいいですかね。どうですか?

体験者1:(小さい声で)すごい…

川田:(笑) 声すごくちっちゃくなって「すごい!」って(笑)

体験者2:なんか囲まれている感じがします。

川田:聞いている2人が自分の世界に入っていて(笑) どうですか?聞いてみての感想は?

体験者1:音にハグってされている感じがしています。

川田:確かに。他にも聞いてみたい方はいらっしゃいますか?

小池:あ、どうぞどうぞ大丈夫です。

川田:関係者でもいいんですよ。あ関係者です。はい。どうぞどうぞ。

小池:ちなみにこのヘッドフォンはだいたいミュージシャンがレコーディングする時に

(アニーローリーがリピート再生され始める)

川田:よくあるやつですよね。ね。どうですか?

体験者3:まだ前奏だからわからん(笑)

一同:(笑)

川田:どうですか?

体験者3:奥行きを感じる感じで位置関係がわかるような。ボーカルが前に居て、小池さんが前にいて、ギターの方が後ろにいるというのが感じられるような音作りに感じました。

川田:前後の距離感がわかるくらい。

体験者3:そうそう。距離感がわかるくらいめちゃ響いてきれいな音です

川田:いかがでしたか?

体験者2:すごい立体感があって、ほんとにすぐそばで生で演奏されているような感じがしました。

川田:なんかこれを聞いていたら。通販番組みたいに欲しくなるんですけど、「いくらですか?」って(笑)

和三:このマイクは、まあまあ高いんです(笑)

菊池:これって、はい。Podcastでも再現できるんですか?

和三:Podcastだといけると思います。あのすごくあの回線が悪くて、ものすごく圧圧縮、ちょっとデータを小さくしたやつだとここまでの効果はないかもしれないですけど、普段のPodcastだと十分これは聞けるとおもいます。

菊池:AMラジオとかFMラジオでは難しいですか?

和三:えー…FMラジオだと多分ある程度の効果はあるかと。AMラジオだとちょっと技術的な問題で。方式の違いでこれをちゃんと再現できることは難しいと思います。

小池:じゃぁなんか新しいPodcastの楽しみって感じがしていいですね。

川田:Podcastだったら聞けるっていう話で、Podcastでよかったって言おうと思ったら、今スタッフから。「OTOGIKI LAB.」は地上波放送を目指しています。耳打ちが来ました。皆さん応援よろしくお願いします。

(拍手)

菊池:それだったらPodcastを聞く場合もヘッドホンだったり、イヤホンで聞いた方がいいってことですか?

和三:そうですね。スピーカーだと、多分スピーカー二つだと普通の音よりはちょっと広がって聞こえるんですけども、ちょっと後ろの方の感覚とかはちょっと出ないですね

川田:もうこの技術を踏まえて、ビューティフルハミングバードのお二人はどうですかね。これから音聞-OTOGIKI-というテーマでお送りしていますけど、音楽体験をこんなふうに活かせそうとか、なんかイメージ湧いたものとかありますか?

小池:なんか今聞いた感じだと、その。立体感とか臨場感とか、あとは包まれる感じっていうのは、割とライブに行ってこそ体感できるものの、「形容詞」という感じがするんですけど、例えばライブになかなか行けない人とかが、こういうふうな感じでお家で楽しむことができたりするのもいいなと思ったし、そういうのを体感して、「あ、じゃあこのライブだったら行ってみたいな」って思ってくれたりして実際にライブ会場で聞いてくれるというふうになると、すごくうれしいなと思いました。

川田:例えば入院して病院の中で行けなかったり、それこそ菊池さんみたいに楽しみにしてたライブ当日が盲腸だったり(笑)

小池:うん(笑)でもね、本当に実際に入院されてる方はラジオだとかPodcastだとかをすごく楽しみに過ごされている方がたくさんいるので

川田:よりリアルな、奥行きまでわかる音を届けることで、その人たちの音聞-OTOGIKI-体験を上げることもできるし、幸福度を上げることもできるかもしれない。タバティさんはいかがですかね。

タバティ:そうですね。もうほとんど一緒なんですけど、みたいな(笑) でも、やっぱりミュージシャンというと、CDを一生懸命作って発売するじゃないですか。で、聞いてもらいたくて作るんですけど、やっぱりライブの方が良いって言われることが多いんですよ。なんでか。一生懸命作ってるんですけど(笑) だからやっぱりこういう技術がいろんなところで使えて、届けることができれば僕らも

小池:ライブと音源のこのなだらかにつながる感じ

タバティ:なんかそれをすごく今期待していますね。

川田:この番組も「音のバリアフリー」を目指して、どういったものが実現可能なのかを、こういった配信だけじゃなくイベントなども含めて模索しているので、もしかしたらそのヒントがここに隠れているかもしれませんね。菊池さん、フェスにも取り入れられそうですか。

菊池:あの、昔というか、10年ぐらい前に「ボナルフェス」って、アメリカで今1番大きいと言われているフェスに行ったんですけれども。そこではヘッドホンだけで音楽を聴くエリアがあるんですよ。だから無音なんですよ。周りから見ると。あのダンスミュージックをガンガン踊ったり、そういうところで、そういうエリアも日本でも、なんかこう違う感じで隔絶される自分の世界にだけに入りたい人とか、なんかあってもいいかなという。楽しそうだなって思いましたね。

川田:昔、鳥取砂丘に真夜中行くと、鳥取砂丘周りは何もないので、宇宙と同じぐらい星見えるって聞いたことがあるんですよ。だから、そこでもしかするとそこで音を聞くと、宇宙でフェスを体感してるような気持ちになったりするんですかね。

菊池:それもあるでしょうね。

川田:可能性は無限大ですよね。こういったことをですね、今日いらっしゃる皆さん、Podcastを聞いていただいてる皆さんと共に、楽しくて面白くて、そして誰でも楽しめる音の未来を作っていけたらと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします。

では最後にビューティフルハミングバードから皆さんにここでまたライブを届けていただきたいんですけど、皆さん、よろしいでしょうか?

(拍手)

小池:ありがとうございます。

#09へ続く

音聞-OTOGIKI-

聞こえ方はひとそれぞれ。「あなたのための音」を届ける音楽コンテンツ。 (朝日放送グループ 株式会社ABCフロンティア・株式会社マッシュ共同事業)