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ゲスト:認定NPO法人Silent Voice 代表理事 尾中 友哉

パーソナリティ:川田一輝

※敬称略


音声はこちら


尾中:そん時、広告代理店就職、最初の就職してね、もう人生悩んでる時じゃないですか。そこにフタが開いたんすよ。

川田:ほう。

尾中:自分って、何で手話できんのやろとか。

川田:はあ。

尾中:今までこう、現在から未来しか考えてないわけですよ。高校受験や、大学受験や、こんな会社入りたい、みたいな。目標から自分の行動決めるだけやったんですけど、初めて過去から現在の、

川田:振り返って。

尾中:振り返って。で、それ分かった上で未来見たら、どんな生き方できるんやろって。

川田:はあー。自分が歩んできたこう、助走を見て、

尾中:そうなんですよ。

川田:こっちに自分は飛んでいくんやっていう、なんか未来が見えたんですね。

尾中:初めてそういう考え方をして。

川田:へえー。

尾中:で、おじいちゃん、おばあちゃんとかに最初に聞きましたよね。僕ってどんな赤ん坊やった、赤ちゃんやった?みたいな。

川田:うん。

尾中:そしたら、もう0歳9ヶ月ぐらいの時に、「あなたは泣かなくなりました」みたいなこと言われて。

川田:へえー。

尾中:親が気付かないことに気付いて、舌出して指差してました、みたいな。

川田:はあー、すごい。

尾中:それが友哉の初めて覚えた言葉ちゃう?みたいな。

川田:へえー。すごい。いや確かにそうですよね。泣き声で気付いてもらえなかったら、自ずとコミュニケーションはこう、打ち出す、考えるもんなんですね。

尾中:生存本能っすよね。

川田:な、すごい。

尾中:それが、自分のことなんですけど、初めて知ったんで、面白いって思っちゃったんすよ。

川田:うーん。

尾中:それなんか、ちょっと変でおもろいやん、みたいな。

川田:ふんふんふんふん。

尾中:だから言えることとかできることあるんちゃう、みたいな。

川田:はあー。自分の持っている、一番のこう、武器かもしれないというか。

尾中:そういう風に感じたタイミングでしたね。

川田:へえー。

尾中:そう。

川田:でもそこから、急にね、その広告代理店から、このサイレントボイスっていうのを、多分いろんな葛藤があったと思うんですよ。うん。そんですぐ行けたんですか?

尾中:ああ、ま、そうですよね。川田さんはもう就職せずにフリーやったって仰ってましたもんね。

川田:そう、さっきね、僕がずっと学生時代音楽をやって、歌やってたんで、声を使って人に喜んでもらう仕事がいいなと思って、それこそこの、ABCも受けたんですよ。

尾中:おおー。

川田:関西のね、4局あるうちのABCだけがね、エントリーシートで落ちました。

(二人笑い)

川田:だから、今日ここにABCのスタジオ来てるのはある意味復讐ですね。

尾中:人生の。エントリーシートで落ちた時、なんか言いたくなりますよね。

川田:そうそうそうそう。いやもうちょっと見てから言うて、って。なんなん、備考欄に「ABCの目の前の川でウナギ釣れる」っていう特技書いたからかな、とか。

尾中:ちなみに僕も落ちました。

川田:落ちました?あ、そう、受けたんですね。

尾中:受けた、受けた。

川田:じゃあ我々も帰りなんか壁に落書きして帰りましょうか。「参上」って書きましょう。

(二人笑い)

尾中:「D」書きましょう。

川田:うん。

尾中:ABCD。

川田:ABC、ABCの、D書いて、我々がDだって。

尾中:Dの血を。

川田:受け継ぐものだって。ね、ま、こんな感じで同級生というか、年近い人集まると、OTOGIKI.LAB(音聞ラボ)も初めてのテイストになるんですね。

尾中:ああ、いつもは違うんですね。

川田:いつもはね、本当になんかこう、夜しっとり聴きたいラジオって感じですね。

尾中:ああー。

川田:今ちょっと僕汗ばんでますもん。楽しくて。

尾中:初夏やしね。

川田:初夏ですしね。

尾中:はい。

川田:いやでもそこからね、そのサイレントボイスを立ち上げるってなった時のなんかこう思い出というか、印象はありますか?そんな簡単にいきましたか?

尾中:そうですよね。最初、起業なんて思ってないわけですよ。

川田:うん。

尾中:もうそういう自分の、過去に気付いて、現在に気付いて、

川田:うん。

尾中:で、転職なんですよ、やっぱ最初僕が考えたのは。

川田:ほうほう。

尾中:そしたら、ま、聴覚障害者協会とかね、全国にありますし、

川田:うん。

尾中:で、まだやっぱこう、聞こえない人の領域で、いわゆるこう、何々協会って、ちょっと公的なところに紐づいてるわけですよね。

川田:はい。

尾中:民間のプレイヤーって、そんなになかった時代。

川田:ふんふん。

尾中:で、じゃあ僕協会に入るのかなって、こう考えた時に、やっぱり健常者、ま、この国は特にその制度設計上は健常者と障害者って明確に区分されてるわけですよね。

川田:うーん.

尾中:で、障害者手帳があって、障害者手帳があるから受けられるサービスがあって、こういう体制の中で協会は活動しているわけですよね。

川田:はい。

尾中:で、僕が表現したいことって何やろっていう問いが生まれて、僕は聞こえる人と聞こえない人が、こうずっと家族の中で、何て言うんですかね、こう健常者、障害者っていう、なんかこう、別にそれが優劣を表しているわけじゃ、本質的ではないと思うんですけど、何て言うんかな、健常者は障害者助けるべきで、

川田:ああ、できる人・できない人、みたいなイメージ。

尾中:そう、そう、そう、そう、そう、そう。っていうのを、僕はもう、そのフレームワークで生きてなかったんすよね。

川田:うーん。

尾中:ね、そう思った時に聞こえる人と聞こえない人の共同価値を表現してる主体っていうのが、ないって感じたんですよ、その時。

川田:ああ、そっか。協会ってなっても、やっぱりこう別々の人として、やっぱ扱ってるっていう、そこには大きい区別があったんですね。

尾中:聞こえない人の生活を助ける、手話通訳者を養成するとか、

川田:うん。

尾中:なんかそういう事業を回していく、とか。

川田:うん.

尾中:ってなってたんですけど、僕はやっぱこう聞こえる人と聞こえない人で、力合わせたら何できるんやろな。当時知ってたのは、あの、チャップリンですよね。

川田:ああ、無声映画。

尾中:そうですね。

川田:はい。

尾中:チャップリンの、知ってたのはでかかったっすよね。だから、音がない映画の時代に、こう画面に映ってることが全てなわけじゃないですか。

川田:うん。

尾中:自分の演技指導に、ろう者つけてるんですよね。

川田:へえー!あ、そうなんですか。へえー、チャップリン。

尾中:それって、チャップリンって、聞こえない人って何か失った人って捉えてるんじゃなくて、

川田:うん。

尾中:また違う領域を持ってるとか、

川田:うーん。

尾中:そういう風に捉えてる証拠やと思うんですよね。

川田:はいはいはいはい。

尾中:だからこう自分につけて、感覚の異なりを活かそうとしたわけですよね。

川田:マイナスをゼロに戻すんじゃなくて、これをよりプラスにするために助けてもらってた、と。

尾中:その一つのモノサシっていう考えでもないはずなんんですよ。違うモノサシで人のこと見たってことやと思うんですよ。

川田:へえー。

尾中:それがめっちゃおもろいなと思って。そういうことやってみたいなと思って。

川田:うーん。それが20代。

尾中:23とか4とかですかね、考えたのは。

川田:へえー。そのサイレントボイスのホームページを今日も拝見してたんですけど、なんか僕が思ってたホームページじゃなかったんですよ。サイレントボイスっていうのは、先ほど仰ったみたいな、我々はこういったマイナスをゼロにできますよ、とか、こういった仲間がいますよ、っていうページかなと思ったら、なんかプロジェクトっていう一覧が出てきて。

尾中:うん

川田:とんでもなくぶっ飛んだプロジェクトが並んでたんですよね。僕ちょっとそん中から1つ、一番気になんの聞いてもいいですか?

尾中:どうぞ。

川田:爆音コンビニ「デフマート」ってなんですか?

川田:爆音コンビニ。なんですか、暴走族みたいな名前の。

尾中:何言ってるんですか、そんなんあるわけないじゃないですか。

川田:いやいやいや、あれ僕、気のせいなんですかね?僕が間違えて見てしまったのかな。爆音コンビニ「デフマート」。

尾中:何言ってるんですか、川田さん。爆音コンビニなんすか、それ。

川田:本当ですか?いや、今、今もホームページ見てるんですけどね。デフと聴者の「できる」を増やすっていうホームページから、2回くらいスクロールしたら出てくるこれ何ですか?

尾中:爆音コンビニ、やりました。

川田:はい。

尾中:これは、あの、東京の方にコンビニセットみたいなんがあるんですよ、撮影ができる。

川田:ほう。

尾中:で、そこをお借りして、えっと、音もね、この爆音でかけてた音もね、あの、作りました。なんか音の密度。

川田:ふんふん。

尾中:こう僕とかが歌ったら、低音域がすごい、なんか音があるわけですよね。高音域が少ないかもしれない。でも、高音域と低音域混ぜたら、すごい密度の高い

川田:はい。

尾中:音が作れるっていうことが分かって。そしたら、こうやって話してると、どっか重なる音が出ちゃって、

川田:うん。

尾中:聞き取りづらくなるわけですね。

川田:はい。

尾中:で、もう色々、もうWHOとかの基準調べて、その爆音を聴ける、耐えられる時間っていうのが目安があるんで、

川田:うん。

尾中:で、その時間のなかで、コンビニで、えっと、紙渡して、例えばお買い物リストみたいなんがあるわけですよ。

川田:うん。

尾中:肉まん買って、からしをつける、とかね。

川田:ほう。

尾中:で、こう聞こえる人がそれで買い物ミッションを持ってやってくるわけですね。

川田:うん。

尾中:で、ぐるーっと買い物して、最後こうレジのところに行くんですけど、もう声での会話ができないんで、肉まんにからしつけられないわけですよ。

川田:うわ。はあー。「からしつけますか?」みたいなコミュニケーションがもう言葉じゃできないんですか?

尾中:できないから、いつもの伝え方から離れた瞬間に、どうやって伝えたらいいか分からなかったり、

川田:うわ、今言われてみたら、「この肉まんにからしつけてください」って言葉以外で伝えんの、僕できないかも。

尾中:難しいっすよね。

川田:はい。

尾中:で、それを何でやったかっていう、こともちょっと合わせて説明する必要があるんですけど、えっと、コロナ禍がありましたね。

川田:うん、ありました。

尾中:ありましたね。で、あん時にね、あの、マスク社会やったでしょ?

川田:はい、そうですね。

尾中:で、マスク社会になって、それでも僕と川田さんって多分喋れると思うんですよね。

川田:はい、そうですね。こう口覆ってても、言葉理解できますからね。

尾中:そうですよね。で、こと聞こえない、聞こえにくい人たちの職場や学校現場では、じゃあマスク社会ってどういう変化が起きたかっていうと、今までなんとか、音はあんまり聞こえてないけど、口の形見て何言ってるか理解してる、とか。

川田:はあー、なるほど。読唇術。

尾中:そうですね。で、私たちのこう、領域の言葉で言うと口話教育とかね、口話法って言うんですよね。口で話すっていう。

川田:ほうほう、口。

尾中:ま、それがマスクによって被さった時に、1個僕がやっぱすごく動く動機になったのは、学校行けなくなったっていう聞こえない子がいたんですよ。

川田:うーん。

尾中:で、なんでって聞いたら、「無視すんな」って言って急に肩掴まれたと。

川田:はあ。

尾中:で、その子は学校に次の日行って、マスクしてる人をこう、ばーっと見るわけですよ。

川田:はい。

尾中:誰が喋ってるか分からん、怖、ってなるんですよね。

川田:ああ、だからもう、口元っていうもう唯一のヒントだったのにそれが、見えなくなって。

尾中:そうなんです。だからそれで会社で働けるかなとか、学校行けるかなっていう不安が生まれたっていう、これが、すごいこうある種、聞こえない、聞こえにくい人の身体性のなかの気づきとして、まだ生まれた段階。

川田:うーん。

尾中:で、聞こえる人って、そこと絶妙に想像力届かない部分に、

川田:そうですね。

尾中:あると思うんすよね。じゃ、それをじゃあ、コミュニケーションとって、理解してもらおうって考えた時に、「じゃあ尾中友哉が講演会やります、マスクで今こんなことが起きてます」とか言っても、知ってる人、興味がある人しかアプローチできないってことに気づいたんですよ。

川田:うーん、もう一部の人にしか、届かないんですね。

尾中:そうなんです。じゃあこれは、何かエンターテインメント性っていうのを拝借して、

川田:うん。

尾中:やらなきゃいけない、っていうのがこの爆音コンビニっていう、ま、何やろっていうネーミングですし、

川田:へえー。

尾中:コンビニのなかの店員さん、マスクしてもらったんですよね。

川田:ふんふん。

尾中:で、声でコミュニケーションできないじゃないですか。最後レジ行って、いくらか聞きたいわけじゃないですか、お財布開いてね。

川田:はい。

尾中:わからへん。

川田:わからへん。口元隠されてこう聞こえなかったら、え、1000円、いやこれだいたい2000円ぐらいやと思うけど、多めに出そうか、みたいになっちゃうかも。

尾中:そうですよね。

川田:はい。

尾中:だからこう、聞こえない人の、このマスク社会における感覚、みたいなのに、どうやって人々が積極的に、なんかこうそれを知ったり気づいたりするか、っていう、ことをちょっとやってみたっていう。

川田:へえー。

尾中:それで色々ね、やっぱあの、ちょっと変なことであるんで、

川田:うん。

尾中:当時ニュースにしていただいて。で、その裏側で僕らはあの透明マスクね。

川田:ふんふん。

尾中:を配布してたんですけど、もうそれをたくさんね、学校現場、教育現場、医療現場にもね、

川田:そっか、透明マスクで口元が見えるマスク。

尾中:そうですね。デフの方でもこう口が、口話ができるという。

川田:へえー。いや、これはなんかすごい、前回仰ってた、あの、原体験、団子屋さんでそのデフの方、耳が聞こえない方が、こう注文すごく困ってたのを助けたっていう、ま、助けたって言うんですかね、通訳をしたっていう体験、そこがなんかきっかけになってっていうとこにも繋がるし、もしかしたらこの広告代理店にいたっていう経験も活きてるんじゃないですか。

尾中:おお、そうかもしれないですね。今思ったらね。そうなんですよね、なんか広告代理店入った理由も、なんか面白いとか美しい、みたいな

川田:うん。

尾中:ことが、なんかその人のアクションを引き出すわけじゃないですか。

川田:はい。

尾中:なんかそれにすごい魅力を感じてたんで、確かにこれは爆音コンビニと同じ構図ですね。

川田:そうですよね。多分、正しいことを正しくやっても、仰る通り伝わる人って、それに興味ある人っていう、一部になってしまいますもんね。

尾中:それはね、すごい意識してて。

川田:うん。

尾中:やっぱりこう、なんやろ、困ってる人ってやっぱいるし、ま、環境的にね、それが生じてるんですけど、その問題をやっぱこう紙に書いて渡しても、興味持って読む人ってあんまいないっすよね。

川田:はい。

尾中:だからなんか本当に伝えたいことは、結構ブラックボックス的に隠しちゃって、

川田:うーーん、なるほど。

尾中:で、そのパッケージは爆音コンビニで。

川田:みんなが「なんやなんや」ってこう寄ってくる。

尾中:そうそう、そうそう。

川田:「おもろそうやぞ」って。

尾中:で、帰り道、読後感のなかに、聞こえない人がマスクで困ってるっていうのが、「いやそうやんな、そらそうやんな」って思える何かが残ってたら… (つづく)

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ゲスト:認定NPO法人Silent Voice 代表理事 尾中 友哉

パーソナリティ:川田一輝

※敬称略


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尾中:川田さんは前職とかあったんですか?

川田:いや僕ね、ずっとフリーなんすよ。就職したことなくて。ろくでもないなと思ってるんですけど。

尾中:いやいやいや。あ、そうなんすか。

川田:学生時代ずっと音楽やってたんですよ。合唱部入って、そのあとハモネプって、

尾中:はいはい、分かります。

川田:あれ、あれずっと出てて、アカペラやってたんですよ。

尾中:へえー。

川田:で、声使って人に喜んでもらえる仕事がいいなと思って。

尾中:おお、おもろい。

川田:で、こう、喋る仕事にいったっていう。こう、なんか結構全部ぬるっといってるんで。

尾中:音聞(おとぎき)じゃないですか。

川田:音聞(おとぎき)っすね(笑)。「ミスター音聞」なんすかね。

尾中:聞かせてたわけですもんね、音を。

川田:おお、聞かせてたとか、聞かされてたのかもしれないですけどね、みんなね(笑)。

尾中:誰一人頼んでないのに(笑)。

川田:誰も頼んでないのに(笑)。そう、押し付けてた。押し付けてた可能性ありますけど。そうなんですよ。だからまあ、そうやってフリーから始まったのでね。

尾中:ああ。

川田:でもね、今日ね、僕すごい会うの楽しみにしてて。

尾中:はい、ありがとうございます。

川田:そもそも、歳もすごい近いですよね。

尾中:もう一回精密チェックしたら、学年、何月生まれですか?

川田:僕90年の5月生まれなんですよ。

尾中:あ、学年一個下ですわ。

川田:あ、じゃあ89年?平成元年?

尾中:僕からはタメ口で、ほんで敬語使ってもらっていいですか?

川田:なんでそんなマウントとるんですか?(笑)こんな些細な。もう35、6の1年なんかもう誤差でしょ。

尾中:そう、そう(笑)。

川田:そんな、そんな体育会バチバチでやるんですか、今日の音聞ラボ。

尾中:いや、あの、はい、あの、冗談です、あの、はい(笑)。

尾中:いやいや(笑)。

川田:ということで今日はそんなサイレントボイス代表理事の尾中友哉さんに来ていただきました。

尾中:よろしくお願いします。

川田:おねがいします。急なトーンの変化にちょっとついていけなくなりましたけど。いや、そうなんですよね、まあ音聞ラボって音の実験室で今までも来てるので、もう今日もね。もうサイレントボイスって言ったら、以前もね、こう繋がりはうちの番組、

尾中:そうですよね。

川田:ね、ありますので。私が代表で、彼が事務局長をね、あの、やってくれている井戸上君っていう。

尾中:井戸上さん。

川田:出演させてもらったと思いますね。

尾中:はい。でもでもね、なんか今日そのお会いするの楽しみにしてたのは、もう実際のね、そのお人柄だけじゃなく、まあプロフィールも面白いし、その、今日サイレントボイスのホームページも見させていただいたんですよ。もうやってるプロジェクトが面白すぎて。

尾中:おお。

川田:何?って。あ、その陽気な人柄はもう十分伝わってます(笑)。X、見させていただいて。

尾中:はいはい。

川田:あの、なんかこう、3つに1つぐらいは、あの、ちゃんとした告知もあるんですよ。

尾中:はいはい。

川田:「情熱大陸」見てくださいとか。でも3つに1つくらいなんかダジャレ言ってて。

尾中:ダジャレって、はい。

川田:ダジャレって、誰も言ってないダジャレ見つけたってちょっと発掘、

尾中:発明、

川田:発明感あって、嬉しくなってきちゃいません?

尾中:何を真顔で言ってるんですか(笑)。何をそんなキリッとした顔で(笑)。

川田:川田さんが言ってくれたから。

尾中:あ、いや、ま、布団が吹っ飛んだ的なね、これはやっぱ手垢ついてるのいっぱいありますもんね。もう確かに全部出尽くしてる感じありますね。

川田:そうなんすよ。だから、欲しいものリスト、をなんか整理してくださいみたいに言われたんですよ。

尾中:どういう仕事してるんですか?

川田:NPOやってたら、欲しいものリストでご寄付していただくとかあるんですよ。

尾中:あ、欲しいものね、はいはい。

川田:欲しいもの、ほんで、あ、今まさにお気づきだと思うんですけど、僕がパソコンでじゃあ欲しいものリスト作ろうと思ったら、あの「干し芋」。

尾中:はい。

川田:芋を干したやつ(笑)。

尾中:それ、それのリストみたいなのが検索で出てきて。

川田:はいはい。

尾中:はい。

川田:で、それ、たぶんこれ誰も踏みしめてない、干し芋ダジャレのところに降り立ったな。

尾中:フワフワの新雪の大地(笑)。まだ、誰の足跡もついてない。

川田:いい音するやつ。

尾中:欲しいもの、干し芋(笑)。

川田:という、尾中さんが今日のゲスト。という人ではない(笑)。という、ダジャレの専門家なんですかね。いや、ちょっと、プロフィール教えていただいていいですか?今のところ陽気な36歳という情報しかないので。

尾中:今、芋好き(笑)。

川田:と、



尾中:私はですね、滋賀県大津で生まれて、今はもう大阪で仕事して長くなってますけれど、認定NPO法人サイレントボイスという、聞こえない子供たちの教育事業を主としたNPO法人を運営してます、尾中と申します。

川田:よろしくお願いします。

尾中:おねがいします。

川田:急なトーンの変化にちょっとついていけなくなりましたけど(笑)。いや、そうなんですよね。そもそもサイレントボイスってざっくり教えていただいていいですか?

尾中:そうですね。ま、元々は、えっと、僕、両親が耳聞こえなかったんですね。

川田:はい。

尾中:で、ま、一緒に暮らしてて、ま、家族の中に、いわゆる障害があったかって言うと、父と母と僕の間に壁なんてないわけですよ。もう、おとんは、野球うまいし、ほんでサウスポーやし、もう、かっこええ。

川田:かっこええ。かっこええっすね。

尾中:なんかサウスポーって特殊感あるじゃないですか。希少性。

川田:確かに。かっこいい。輝いて見えますね。

尾中:そうっすよ。ほんで、もう、おかんはおかんで、なんやろ、料理うまかったりとか。ま、両親の力を、僕は実感しながら、ま、育ててもらったっていうか、育った、ですよね。ただ、一歩社会に出ると、

川田:はい。

尾中:もう、その,両親の力は、コミュニケーションの壁によって封殺されちゃうわけですよ。

川田:耳が聞こえない。。。

尾中:そうですね。で、僕が間に入らないとコミュニケーションが取れなかったりとか。ほんで両親もこう、ほんまは思ってることとか、こうできるみたいなのが、あるけれど、もう聞こえる人ね、もう親戚の会とかでも起きるわけですよ。もう、親戚は聞こえる人ばっかりなんで、結論しか聞かせてもらえないとか。

川田:あ、そっか。こう、議論に入ることができない。

尾中:そうですね。だからプロセスが分かってたら、なんかいいアイデア出すかもしれないし、

川田:あんなすごいお父さんとお母さんやのに。

尾中:サウスポーやのにね。

川田:サウスポー(笑)やのにね。ま、親戚の会議でサウスポー活かせることなかなかないですけど。え、でもそういうことをやっぱ、ちっちゃい時は感じてた?

尾中:感じてましたね。もう、それは明確に原点で。ま、かつ、時代の流れ的に、ね、川田さんも近いと思いますけど、平成元年とか、2年ですよね、きっとね。

川田:はい、はい。

尾中:もうそん時って、生まれたての時ってまだパソコンって一部の人しか使ってなかったりとか。

川田:僕らが5歳の時にWindows95がね、ブームなりましたからね。

尾中:そうですよね。で、学校とか、小学校でもギリギリパソコン教育ありましたよね。

川田:ありましたね。小学校5年生くらいでね。

尾中:そうですよね。一太郎とかでね(笑)。

川田:一太郎(笑)、タイピングのね(笑)。今やGoogleドキュメントなんてね、グの字もなかった時代に。

尾中:一太郎ね、ありましたよね。

川田:ありましたね。

尾中:あ、そういう、平成やったと思うんすよ。ほんで、やっぱりその平成の初期、そういうの無かったんで、うちの家族って出前とかとったことないわけですよ。料理を持ってくる出前ね。

川田:おお。

尾中:で、これってなんで?って、電話が主流やったからなんですよ。

川田:なるほど。

尾中:だから聞こえる人の文化というか特権やったんですよね。

川田:はあー。で、そんなん僕、無意識でした。

尾中:今どうなってるか。おかん、誰とも会話、声の会話をせず、Uber Eatsで頼めるじゃないですか。

川田:お、確かに。

尾中:はい。だからできないことできることが、めっちゃ変わったっていうのも平成なんんですよ。

川田:この30年で。へえー。

尾中:はい。で、僕が社会に出た時に、やっぱり聞こえない人の力って、もっと社会に流れ出てたりとか、ま、あるいは、ま、それを本気でやろうと思った時に、もう気づいてもらったんですよ。えっと、発揮できる力があるし、聞こえない人たちのコミュニティの中で、ま、やっていける人もいるけれど、ま、そこをこう改善していこうと思った時に、教育の時間にこそ、孤立があったりとか。

川田:うーん。

尾中:チームワーク求められるじゃないですか。

川田:はい。

尾中:でももう、ろう学校とかやったら、もう田舎の方行ったら、同級生3人とか。

川田:はあー、なるほど。

尾中:3人のチームワークもありますけど、

川田:ま、そうですよね。本来、社会性を学ぶには、もう10人、30人のグループワークで学ぶことって結構多いですもんね。

尾中:そうよね。聞こえる人はそこの環境に、まあなんていうんですかね、あんまり考え持ってなくても当たり前にありつけるじゃないですか。そういう状況じゃない。そこの違いとかが社会人になって、やっぱズレになっていたりするという、教育の方にどんどん、どんどん、興味が湧いてきて。

川田:へえー。それはおいくつか、いくつの時に思ったんですか?

尾中:最初はね、だから聞こえない人の活躍を増やしたいっていうので、スタートしたのがもう最初で、もうそれは2014年ぐらいから任意団体でやってたのを2016年に法人化して。

川田:へえー。

尾中:はい。

川田:だから新卒で大学を出られて、広告代理店に入って、で、そこから数年後にそういう思いで立ち上げて。

尾中:そうっすね。なんかね、会社で働いてて、まあいい人ばっかりやったんで、悪く言うつもりはほんまにないんですけど、あの、何のために働いてるんかな、みたいな問いをもう持ってしまって。

川田:はあー。1回それが浮かび上がっちゃうと。

尾中:そうなんです。もう何のために生きてんのかなとかになっちゃって。で、僕とか、ちょっと想像しがたいと思うんですけど、あの、日本語より先に手話を覚えて育ってるんですよね。

川田:あ、あ、その家庭で。へえー。

尾中:そう。おじいちゃんおばあちゃん聞こえる人やったんで、あの、日本語、トモヤって言うんですけど、日本語覚えさせなあかん、大変やいうことで、おじいちゃんおばあちゃんが頑張って日本語を教えてくれて。

川田:で、お父さんお母さんは、

尾中:手話、手話でやっていくみたいな感じやったことも、もう社会人に行った時は、第一言語、母語っていう、自然獲得した言語は手話なんですけど、第一言語は日本語なわけですよ。

川田:はい。

尾中:ほんで、もう聞こえる人との付き合いの方がもう増えていったから、なんか両親のこととか僕のなんかそういうこう生い立ちみたいなことをあんま考えずに社会に出てって。で、その時に何のために生きてるんやろってなって、である日、街中でたまたま、久しぶりに手話使って困ってる人を助ける経験をするんですけど、

川田:道案内的な、

尾中:なんかね、お団子屋さん、めっちゃ人気の。

川田:ほう(笑)。

尾中:ほんでみんな列並んでて。僕ももう、人生悩んでる人間が一番後ろに並んだりしてたんですけど、

川田:お団子食べようと(笑)。

尾中:お団子食べようと(笑)。あんま悩んでなさそうですけどね。

川田:陽気にお団子食べようと。

尾中:悩んでる人もお団子食います。

川田:お団子食べる、失礼しました(笑)。

尾中:一個一個、こう考えながら。ほんで、もう真ん中くらいきて、ほんでレモン団子が名物なんですよ。

川田:ほう、おいしそう。

尾中:で、真ん中くらいきて、もうあともうちょっとやねんと思って、ほんで、あともうちょっとの時にもう列が動かなくなって5分くらい経ってるわけですよ。で、一番前見たら、もう店員さんが声張り上げて、もう「レモン団子は名物なんですけど、みたらし団子のあんがレモン団子につくから、ラップで包めますかーーー!!!」みたいな感じで叫んでて。

川田:もう(笑)、フィジカルで伝えようとして。何が起きてるんやと。

尾中:うわーーー!!!みたいになってて、ほんで僕も前見て、一番前のお客さんどんな人やろと思って、呼吸聞いた瞬間分かりましたもん。耳聞こえへん人やって。

川田:呼吸で分かるんですか?

尾中:呼吸で分かるんですよ。うちのおとうちゃんとかも、怒った時に、要は聞こえない人って自分の発してる音も聞こえないわけですよ。

川田:はあー、なるほど。

尾中:そうするともう、気持ちがテンパってくると、呼吸音っていうのがすごい特徴があるんですね。一番前の人それになってて。で、僕、もうスルスルスルって体出てって、ほんで、もう通訳して。

川田:はあー。

尾中:ほんで、元々いた真ん中にいたでしょ。元々いた場所に戻ろう思ったら、後ろのおっちゃん、なんか一歩詰めてて(笑)。

川田:みんな(笑)、そんなんお団子食べたかったんや。

尾中:みんなも焦ってるから(笑)。戻る場所ないやんと思って。なんか一日一善やったつもりやけど一番後ろに並び直しやった。

川田:並び直したんですか?いい人やな。

尾中:ええー、俺、とか思ってたら、肩トントン叩かれて、「さっきはありがとう」言うてその一番前の聞こえない人。手話で。

川田:手話で。手でトンと。

尾中:「さっきはありがとう」言うて、お団子くれたんです。

川田:へえー。

尾中:みたらし団子の方でしたけどね。

川田:レモン団子ちゃうんかい(笑)。名物。名物はやっぱ自分で食べたいから。

尾中:でも言わへん、言わへん。さすがに言わへん(笑)。ええー、いや、それがやっぱ人生変える、体験というか。そん時だから、広告代理店就職、最初の就職してね、もう人生悩んでる時じゃないですか。そこで蓋開いたんですよ。自分って何で手話できんのやろ、とか。

以上

認定NPO法人Silent Voice公式HP

ゲスト:無花果とマシンガン(湖乃ここの・碧原りりか)&常沢拓慕(株式会社バッシュエンタテイメント代表)

パーソナリティ:川田一輝


※敬称略



川田:さあ今回もですね、ゲストは先週に引き続き『パッシュエンターテイメント』代表の『常沢拓慕』さん、アイドルグループ『無花果とマシンガン』の『湖乃ここの』さん、そして『碧原りりか』さんです。よろしくお願いします。

無花果&常沢(以降、通称で、ザわさん):よろしくお願いします。

川田:お願いします。前回はですね、『常沢さん』のヒストリーを伺いました。

ザわ:はい、しゃべりすぎてしまいました(笑)。

川田:先生と生徒みたいな感じですね笑。『無花果とマシンガン』はね、魚にまつわる名前のメンバーがいらっしゃるのですよね? 僕は魚が好きなんですけど、、、

無花果:はい、『なつみ』ちゃんという。

『鯛』という漢字で『たいなつみ』っていう。


川田:そう気になるなあと思って。

無花果:ああそうですね、『たいなつみ』ちゃんはどんな子って言われたらすごいめちゃくちゃいい意味で面白くて変わった子ですね。

もうなんかいい意味で知れば知るほど『鯛』の沼にはまっていくという。(笑)

川田:沼といえば、『こころ』さんはラーメンがお好きで?

無花果:はい、もうめちゃくちゃ好きで、実家にいる時からおじいちゃんに毎日、小学校から帰ってから連れて行ってもらってました。

川田:ラーメン屋さんにおじいちゃん子なんですね。それはさておき、経歴を見てたら『常沢さん』の高校2年生の時のバンド名が???

ザわ:はい、『ザモッコス』です。そこを注目していただけると嬉しいです。

川田:『モッコス』って僕もね、『神戸』のラジオをやってるんで、あったんですけど、

もうね、それはそれはぶっとい『たくあん』がテーブルに置かれたラーメン屋さんがあるんだよ。ラーメン屋っていうか、もう『沢庵屋さん』っていうイメージ、『神戸』でも、ラーメン屋って『沢庵』置いてますよね。そう、不思議ですよね。

あのぶっとい『沢庵』を汁につけて、みんな嬉しそうにそれで立ち見とかつけて、

するんですよ。それがもう歯が健康じゃないと絶対食べないですよ。(笑)

ザわ:『ザモッコス』は、はい、もちろんその『神戸』のラーメン屋の名前からいただきました。

川田:そうなんですね!『ここの』さん、僕食べたことあります?

ここの:いや、ないですね、『たくあん』の話聞いてびっくりしました。

川田:連れて行ってあげてほしいですね。ぜひ。

ザわ:はい、『神戸』でライブして。

ここの:はい。お願いします。

川田:『りりかさん』はね、そのファッションがすごい特徴的ですね。

りりか:ありがとうございます。

川田:すごいね。尖ってるなと思うんですけど、なんか好きなものあったりするんですか?

りりか:そうですね。でも、『こころ』と一緒でラーメンの麺がすごい好きで、『油そば』とか『つけ麺』とか一緒になっちゃうんですけど、麺が好きなんですね。『麺部』ですね。

川田:めんぶ、めんぶなんですか?

ザわ:『麺チーム』です。この2人はそうです、そうです。先日『りりか』の生誕祭があったんですけど、生誕祭の告知画像が口に面がついてるんです笑。

川田:イベントのタイトルも『約束の唐揚げ』そうですね。なんか食いしん坊ですね。結構、しかも男子が好きなこうこってりの感じなんですね。

ザわ:そうですね。うん。なんか『イチジクとマシンガン』って、すごいおしゃれな、ね、なんかこう『渋谷系』な感じかなと思ったら、結構中華な。はい。あの当初そのつもりでおしゃれな感じで作ったんですけど、あのどんどんこってりしていく、ただこってり系に笑。

川田:さて、話を戻しますと、、、前回はその『ザわさん』が音楽の研究をされていて、カラオケボックスの精神分析から『大阪のアメリカ村』、雑踏の音のはどうなってるんだという研究の話をされて、で『アイドル』の今に行き着いた話を前回聞いたので、ちょっとぜひね、さかのぼって聞いていただきたいんですが、このメンバーはどういうふうに集まったんですか?

ザわ:このメンバーは、あの、『碧原りりか』の姉の『碧原りく』っていうのがいるんですけど、僕があの講師をしていた音楽専門学校があるんですけども、そこにちょっとあの縁があって行った時に、うん、あの卒業生として来ていて彼女がアイドルが好きななんですという話をされていて、うちの会社も『アイドル』やってるんだけどっていっていう話で盛り上がって、りくが妹とやってた動画を見せてもらって、へえ、じゃあ一緒にやったらってみる?ていうところからのスタートでした。

川田:そうだったんですね!『ここのちゃんは?』

ここの:ダンスで活動していて、で『りりかちゃん』から『アイドル』をやってみないかという誘いがあって、ちょっとチャレンジしてみようと思って、

川田:へえ。はい。それでこうドドドドドっとこうひもづいて、それで集まったメンバーが『無花果とマシンガン』なんですね。まあだからこうダンスのキレがやっぱめちゃくちゃいいのもあるんですね。

無花果:そうですね。確かにそうかもしれないです。

川田:今日はですね、議題というか、聞いてみたかったのがこの番組『音聞』。は『音の実験室』っていうテーマでですね、音のバリアフリーを目指しているんですが、何かというと、例えば聴覚障害があるとか聴覚過敏っていって近くの音とトークの音が同じように聞こえてしまうとか、まあそういったメンバーが集まって作っている番組でもあって、どうやったら、

様々な環境の人たちに音楽や音楽イベントを楽しんでもらうかっていうのを考えているんですよ。『ザわさん』的にはそのいろんな研究されていて、どんなことをご一緒できそうですか?

ザわ:そうですね。思ってたのが音聞イベントの中で、この子たちがいろんな実験対象になれば面白いかなと。

無花果:驚!

ザわ:例えば音の鳴っていないところで、いつもと同じパフォーマンスができるのか、みたいな。

川田:はあ、なるほど。この間、『前回』の時にお話した、何も聞き分けられない環境でのパフォーマンスの話につながるんですね!


ザわ:例えば三曲ぐらい違う曲を一斉に流して、それぞれに踊らせて、それを見て、

楽しいのかどうか、先述した以前の研究で、全く違う音がいろんな店から流れ続けて流れた時に、別に聞き分けられなくてもそこでなんとなくいたら、気持ちいいっていうか、そういう人たちがいるのでは?みたいな研究だったんですけど、まあそれにだいぶ近いというか、例えんばそんな感じで実験的なイベントをですね、ご一緒できるかもしれないと考えていますね。


川田:面白いですね!

確かに賑やかだから心地よいって思う瞬間や場所と、うるさすぎて居心地悪いと思う場所ありますよね。

ザわ:そうなんです。うちが『住之江公園』っていうところで、公園のど真ん中にステージを組んで、アイドル20組ぐらいでイベントをやってたんですけども、近所の人々から、ずっと続けている間にクレームを頂いて、うるさいからやめろって言われて、でもどうも聞くと

音楽がどうこうとか女の子の歌がっていうじゃなくて、お客さんのコールがうるさいということで、お客様に少しおさえて欲しいというお願いをアナウンスで言わざるを得なかったことが2回あったんですけど、そこってすぐ横に『野球場』があって、少年野球とか草野球のすごい声なんですよ。そちらはクレームが来ないらしく、なんだったら道路を隔てて『住之江ボートレース場』があって、あそこも、不思議とクレームは来ないんですよ。

ただ、アイドルオタクさんにはクレームがくるというのは好みだと思うので、感情の問題というか、その音自体がじゃなくて、その人たちとか属性に持っているイメージとかもそういうことなのかなと。それが結構、音環境問題の根幹にあるなと感じています。

そういう部分を突き詰めていけたらなって。

川田:確かに。結構今『フェス』が乱立してるじゃないですか。はい、でいろんなところでやって、しかも、日本が温暖化によって夏が酷暑になってしまってるから。もうやれる期間が限られてくるじゃないですか。そうなると、限られてるからどんどん郊外の、どんどん山奥へ行くとか、北の方へ行くか、そうなってますよね。

そうなってくると、よりその音像とか周りの人にストレスを与えないっていう研究はすごく大事な気がしますよね。ですね。

けど、難しいですよね。やる側としては、お客さんがもう汗ダラダラ流しながら声を張り上げてくれることが、またいい『ライブ』にもつながるじゃないですか?

ザわ:そうですね。

川田:確かにそれで盛り上がって、自分たちも気持ちいい『ライブ』ができてるって、思いつつ、それこそ『住之江公園』では周りはあの散歩している方とかもいらっしゃるから、そうですよね。その人たちはどういう思いで見てるんだろうっていうのも、たまに感じますね。

ザわ:この界隈の光景を最初に初めて見た時はみなさん本当にびっくりされますよね。でも、そういう『カルチャー』があって、互いの共存を目指すということは、

もしかしたらなにかの可能性なのかもしれない。

例えば『シンガーソングライター』がギターを座って弾くとはまた違うジャンルじゃないですか?ダンスがあるからこそ伝えられるものもあるんじゃないかと思いますね。

『手話』をダンスを使って、メッセージを伝えるって方もいらっしゃったりとかもするので、それは伝える側だけじゃなく、参加する側も動きとかでね、なんかできることってあったりするんですかね。

川田:確かにそうですね。

ザわ:やっぱり何かを伝える時に、全力であればあるほど強く伝わるなって思ってて、それが一番なんか分かりやすく出るのが『ダンス』なのかなって、もちろん『歌』でもそうですけど、こう汗をいっぱいかいて、何かを誰かを元気づけようと頑張っている姿っていうのは、やっぱり私もお客さんとして感じます。

側にいてたら、あ、この人何か伝えようとするなって、すごく伝わる部分でもありますし、だから自分も何か伝えたいものがあったら、動きとか、まあ声とか間の『MC』とかでなんか伝えられるようにって思っています。

川田:なるほどな、『音楽』や『音』っていうのは、それだけじゃなくて、そこに乗っける人の気持ちとか、その表現方法は様々あって、それが塊となって誰かの心を動かしていると思います。

いやでも、その同時に三つの『音楽』をなりながらやるライブとかね、なんか想像できないちょっと楽しみです。なんかそれは不快になるのか、楽しいのか、ちょっと本当に未知数ですね。で、そもそも僕が、あまり『アイドル』っていう道をたどってこなかったので、

『コール』とかもしたことないんですよ。

ザわ:はい。多くのほとんどの国民はしたことがないと思うけど、なんかいろんなカルチャーからそこはにじみ出て知ってるわけですよね。

川田:『アイドルマスター』がアニメであったりとか、それこそね、あの『YOASOBI』のライブに行った時に、ちょっとそこを体感するわけじゃないですか?誰もがなんかあそことかみんな知ってるから、やってみたら変わるかもしれませんよね。

けど、確かに今『ライブ』も、『ライブハウス』にビジョンがついたり、映像を含めて視覚的に伝えるっていうのも整えてきましたね。演者の後ろに映像を流す演出は僕はすごくいいなと思ってて、『ザわ』さんが研究をされて、その『サウンドスケープ』、音環境や音風景の研究もされてきた中で、アイドルの『ライブ』になんか持ってきてるエッセンスとかあったりするんですか?


ザわ:そうですね。今度『大阪ルイード』で2回目のワンマンライブを12月にさせてもらうんですけど、そこでエリア分けをしっかりしたいなと思っています。

普段、優先と一般というふうに言うと、S席やA席みたいなもので先に優先で入れるエリアと、後から入れるエリアがあって、前と後ろ横で分けられていることが多いです。

ですけど、できたら縦で分けたいなと思っていて、ステージを見て前の方が1席ってあるじゃないですか?一番近く見られるわけじゃなくて、それを3分割にしまして、真ん中のエリアとはどんなに大声を出そうがどんなに暴れようが構わないということです。

エリアを作って、例えば静かに見たい人は左側で、写真を撮りたい人は右側で、みたいな、それぞれの楽しみ方というか、面白さをきっちりやりたいなっていう、なんとなく分けたことは過去にもあるんですけど、ちょっと今回はしっかり分けたいなって思っています。

『無花果とマシンガン』のライブとかイベントの中でも実験をしているので、次はそうしたいなと思っています。

川田:『ここのさん』が、???みたいな表情で聞いていたので、知らされていないんだと?ここの:びっくりしましたね笑。でも、めっちゃ楽しそうやと思いました。うん。前も1回目のワンマンライブも、それこそ、横で軽く分けているって感じだったんですけど、優先で入った人も一般で入った人も結構ごっちゃ混ぜになっている印象がありました。まあ、横でエリア分けするるというのが一般なんですけど、縦というちょっとしたチャレンジですね。

ザわ:そうですね。ステージから見て左はカメラマンで、右は静かに見ている人たちですけど、うん。まあ、その静かに聞きたい人たちとも共存していきたいですし、思いっきり声を出して、応援したい人とも、共演しているわけなので、そこも大事にしていきたいですし、


川田:面白い、なんかね、もう一個ちょっと今思ったのは、アイドルソングってなんか。

音作り的にやっぱりビビッドだと思うんですよ。はい。そのリズムとかビビットだし、例えば僕が知っているような音楽でも、やっぱりその展開が激しすぎる。はい。なんかイージーリスニングではない。『ザワ』さんが大好きな『ポール・モーリア』とか、もうなぜか真逆。

そうです。『ゴッドファーザー』のテーマとはまた違う。はい。だから、そういった人たちのライブって五曲六曲続いたら、疲れちゃうんじゃないかなと、まあでも、はい。もうそのど真ん中を言っているのが『無花果とマシンガン』っていうか。


音楽を聞かずともその空間を共有する、細かいことがわからなくても、ついていっているだけで楽しいというのが、まあ理想ですよね。いや、なんかぜひその実験は、いろんなアイデアをみんなで出したいですね。


ザわ:例えば、どれだけコールをしなかったら盛り上がらないかとか。

たまにコールができない場所があります。例えば、ショッピングモールのイベントとかだとコール禁止みたいになるんですけど、そういう時の盛り上がらなさというか、いつものボルテージでこの子たちがライブパフォーマンスをしていないというのが如実にわかる感じっていうのが、うん。なんかその差みたいなのはすごくあるので、ちょっとそのあたりも含めて。


川田:実験はぜひ僕も立ち会わせてもらえれば、お願いしたいなと思います。

『無花果とマシンガン』が、YouTubeでも、ファンの方を捉えている映像があったので、僕も拝見したんです。ダンスも含めてすごく楽しいエンターテイメントだなと思ったんですが、その裏ではこんなマッドサイエンティスト。

『ザわさん』がこっそり実験してるなんていうのも含めて面白いなと思いました。改めて、『ここのさん』から『無花果とマシンガン』のこんな要素がやっぱり見どころだよっていうのを教えてもらえますか?

ここの:『無花果とマシンガン』は特にやっぱり、見せるというよりかは巻き込んで楽しむ。それこそ体感するっていうのが、見ている側も一緒にライブを作るっていう感覚が一番でかいのかなって思って、そこが見どころというか、体験しどころというか、一番楽しいところだと思います。

川田:なるほど。『りりかさん』、今後いろんなイベントがありますけど、どんなイベントで体感できるんですか?

りりか:そうですね、時々ある声の出せない会場とかでもふりを一緒に、こうやってねとか、ちっちゃい子でも、おじいちゃんおばあちゃんでも、いろんな方が楽しめるようなライブをしているので、どんな方でも、どんな場所でも楽しんでいただけると思います。

川田:なるほど。やっぱりそれはきっと音聞きのテーマにも近いですね。

音が出せても出せなくても、聞こえても聞こえなくても、聞こえにくくても楽しめるっていうその環境は、ぜひともイベントを一緒にやって作れれば、お願いしますと思います。改めて最後に『無花果とマシンガン』からのお知らせをお願いします。


無花果:はい、先ほどのお話に出ましたが、12月18日木曜日に『大阪ルイード』さんにて、セカンドワンマンライブ『約束の唐揚げ』を開催します。一般チケット500円、優先チケット2000円となっております。ネットでも手売りでも販売しております。一緒に皆さんと最高のライブを作りたいと思っていますので、ぜひぜひお待ちしております。はい。そして、はい。そして、

12月31日、大みそかに『埼玉スタジアム2002』にて、うちの事務所主催の『スーパーマジックカーペットライト』が開催されます。ぜひお待ちしております。

川田:今年も忙しいですね。『無花果とマシンガン』。これからどんどん全国に羽ばたいて世界に羽ばたいていくのをすごく楽しみにしています。宜しくお願いします!

無花果:お願いします!!

川田:ということで、2週にわたってお話を聞かせていただきました。ゲストは『バッシュエンターテイメント』代表の『常沢拓慕』さん、そして『無花果とマシンガン』から、

『湖乃ここのさん』『碧原りりかさん』でした。ありがとうございました。

ザわ&無花果:ありがとうございました!!

『川田一輝』がお送りしてきた『OTOGIKI LAB.』第19回はいかがだったでしょうか。2週にわたってお送りしてきました『ザわさん』と、『無花果とマシンガン』の2人とのトーク、いや面白かったですね。そして、ここから生まれるのは、まさかのね、

『無花果とマシンガン』の皆さんにはモルモットになっていただくというまさかの話でしたけど、ぜひ本当にこれを実現したいと思って我々は動いています。イベントになる際は、あなたもその実験の参加者として遊びに来てもらえたらうれしいです。そして、新しい音の未来について一緒に作っていきましょう。

そんな世界を一緒に楽しんでくださる方、そしてサポートしてくださる企業様も大募集中です。番組を聞いて少しでも興味を持っていただいた方、音聞きと一緒に何かできないかというエンジニアの方とか、こういった機材がありますよといった方も大募集です。まずはこちらまでご連絡ください。

『info@otogiki.com』までどうぞ。

それでは第19回の研究は以上で終了といたします。『ABCラジオポッドキャストOTOGIKI LAB.』お相手は『川田一輝』でした!!



(END)


川田:『ABCラジオポッドキャスト』OTOGIKI LAB.音の実験室へようこそ、『川田一輝』です。さあ今回はですね、音聞き始まって以来、初のアイドルの方々が来てくれます。ただこのアイドルがですね、ちょっと変わったというか、この引率の『先生』のような方も今日は来てくださるそうで、その方の話も楽しみに聞きたいと思います。それではOTOGIKI LAB.実験スタートです。

では早速ゲストをご紹介しましょう。

『バッシュエンターテインメント』代表の『常沢拓慕』さん、そして、

『無花果とマシンガン』から『湖乃ここの』さんと『碧原りりか』さんです。よろしくお願いします!!


ザわ&無花果:

よろしくお願いします!

それぞれお声をいただいてもよろしいですか?

『無花果とマシンガン』の『湖乃ここの』です。よろしくお願いします。はい。同じく『無花果とマシンガン』の『碧原りりか』です。よろしくお願いします。


川田:お願いします。なんか賑やかなこの音聞き始まって以来、今まで1対1でお話ししてて、アイドルの方ももちろん初めてなんでありがとうございます。うれしいんですが、なんかあれですか?自己紹介とかってあったりするんですか?

無花果:自己紹介なんか多分想像していただいてるアイドルっぽい自己紹介はなくて、本当に今さっきさせていただいたような感じです笑。

川田:よかったよかった笑。こうね、こうワンギア上げた自己紹介もしあったらね、やっていただかないとと思ったんですが(笑)それはそうと、僕、『無花果とマシンガン』もあのちょっとYouTubeとかSNS拝見して、ダンスがキレキレで!!

無花果:ありがとうございます。

川田:特にこの2人がもうキレイキレイで腕ぐるぐる回ってる笑!どんなグループなんですか?

無花果:ダンスも歌もちょっと頑張っているというか、結構そこを強みに、あの他のアイドルさんもいろんな方いらっしゃるんですけど、パフォーマンスを見せる面白い『エンタメ系のアイドル』を目指してるんです。かわいいとかクールは結構いっぱいあるんですけど、面白いアイドルはまだ少ないのかなと。一緒に楽しんでもらえるような『エンタメ系アイドル』を目指します。

川田:モットーがね、「うまいきれいより愛されろ」みたいなことを拝見して、ああそうこれは事務所のご意向ですか?

ザわ:コンセプトというか、はい。はい。かわいいとか、あのきれいとか歌うまいとかは、まあたくさんいらっしゃるので、やっぱりうちの事務所としては、愛されるグループを目指しております。

川田:やっぱり無花果のお2人もすごい愛されている、そのベクトルがそれぞれ違いますね。無花果:あ、そうですか!うれしいです!

川田:なんかここの差はちょっとこう関西のニュアンスを僕は感じます。 関西弁のね、センスが効いてるなって。

『りりかさん』ちょっとこうエッジが尖ったファッションを感じますね。

りりか:ああ、ありがとうございます。

川田:うん。ちょっとこうピアスが(笑)。

りりか:はい。ありがとうございます!

川田:それぞれのね、なんかこうエッセンスがすごく輝いているライブが『アーティスト』っていう感じがするんですけど、で

『常沢さん』は『無花果とマシンガン』の、なんていうんですか?オーガナイザーですか?

ザわ:そうですね。はい、で、まあ、もうあの0から作ってますので、関西のアイドルさんって前世というか、いろんなグループを転々としてたりとかで、

川田:前のアーティストのことを前世っていうんですね笑。

ザわ:『無花果とマシンガン』は全員、あの自然培養というか、あの不思議な話(笑)

ですので、すべてが初めての経験の子たちなんです。

川田:なるほどそういう意味でやっぱりフレッシュなんですね。ちなみに『りりかさん』で言姉妹でメンバーされてるとか?

りりか:あ、そうです。グループに『碧原りく』っていうお姉ちゃんがいます。


川田:今日はですね、まあこの『音聞』っていうのが、『音の実験室』と呼んでまして、はい。例えば聴覚に障害のある方であったりとか、まあいろんな音とかエンターテイメントの届け方を研究するみたいな番組なんですけど、で、そもそもなんですけど、『ザわさん』って、お呼びしていいですか?

ザわ:はい、『ザわ』でお願いします。

川田:『ざわさん』の経歴もちょっと面白いなと思って、はい。あのお二人、『こころさん』と『りりかさん』、『ザわさん』のヒストリーって聞いたことあります?

無花果:あんまりないですー(ふたりそろって)

川田:そこはもるー笑???

ちょっと聞いてもいいですか?


ザわ:はい。そうですね。あの最初は研究職をやってまして、大学を出て大学院から『副手』っていう、まあ助手の一個下になるんですけど、教授の下について、いろいろ研究するっていうところで、で、私『近畿大学』の、『文化学科』というところにいたんですけど、そこでいろいろ音の研究を当時学生と並行してしてて、バンドから入って、やっぱりちょっと音に関係あることを研究したいなっていうのがあって、卒業論文で『カラオケボックス精神分析』っていうテーマを書きました笑。

めちゃくちゃきれいな『カラオケボックス』に行って、あの『カラオケ』を歌う人たちの心理を、まあ、いろいろ分析する。楽しいからとかじゃなく、じゃなく、それもちろんそれもあるんですけど、いろんな角度から、本来50枚で卒業なんですけど、181枚書きまして、(笑)

川田:バンドをやってたのをきっかけに音の研究、例えばそういった音楽にまつわる精神的な分析とか音響学とかに入っていかれたのですね。


ザわ:はい。大学の卒論はそれで、トップをいただきまして、卒業して、いったん東京に出て、広告代理店に就職は普通にするんですけど、まあリタイアしまして、戻ったら教授がもう大学戻って来いって言ってくださって、で、そこから大学院行って、その後復帰になるんですけど、その時に、しっかり音のことを突き詰めたいなというので、『日本音響学会』さんとか、あと、『日本サウンドスケープ協会』で、音環境みたいなのをしっかり研究することになりました。人によって聞き方が同じ環境でも、やっぱり人によって、不快だったり、すごい心地よかったりするなみたいなところが1番興味がありまして、確かに『イヤホン』のイコライザーみたいなことの設定も最近はありますが。どちらかというと、自分は『ダンス』が好きだったので、仲間にはこう、どっどっどっていう、こうベース音強めがいいなっていう人もいれば、それがやっぱり痛いという人もいるように、それで僕は『サウンドスケープ協会』で『大阪アメリカ村』のあのオト環境がちょっとやっぱり『大阪』では

まあ、突出しているというか、ちょっと変わってるなって思って、結構三軒ぐらいの店が全然違う音を結構な音量で流してて、歩いていると何が聞こえるか、何がかかってるかはわからないぐらいの環境が当たり前でした。

川田:これはすごいわかるかも。お二人は『アメ村』に行ったことありますか?

無花果:はい。結構『ライブハウス』も多いので行きます。週に何回か。

川田:『ライブハウス』も密集していますもんね。『三角公園』の周りに7、8件ありそうですよね。

それでいうと、確かに道を歩いてたら様々な音が聞こえますよね。めっちゃ聞こえますね。本当に何が聞こえてるかわからないぐらいで、逆にだから気にしたことがなかったです。

ザわ:何が聞こえてるかわからないところになぜ人が集まってくるのかというちょっと奇妙な感じしません?

川田:ああ!本当は自分の好きな音があって集まるという目的があればそうなんですよ。それがすごくカオスで。

ザわ:はい、面白いじゃないですか。いろんな地点にこう定点観測というか、いろんな地点に立って、どこが一番わかりにくいかみたいな。

川田:めちゃくちゃ面白い。一番重なってるのはどこかみたいな、どこなんですか?


ザわ:『三角公園』ですね。『三角公園』の周辺にやばいエリアがあって、なんか『大きいモニター』から大人が出てくるし、そうです、そうです。

川田:屈強な外国の方がたっていらっしゃる靴屋さんとかね笑。はたまた、遠くからね、こうなんとかなんとか高収入みたいな笑。

ザわ:そうなんですよね。本当にいろんな音が聞こえるんですけど、それを別に聞き分けられる必要がないんです。そこに集まってきている人間にとって、それが聞き分けられる必要がないみたいな。

それがちょっと面白くて、そのことを『サウンドスケープ協会』で発表させてもらったら、バズりまして、『朝日新聞』さんと『読売新聞』さんに紹介していただいて、はい、でなんかこんな研究をやってるやつがおるぞっていうことで、お客さんが訪ねて来られたりとか、ありました。


川田:で、その研究職から今は『アイドル』のオーガナイザーというまだ全然違う仕事をされていくという・・・もうそこをひも解き出すと、20分では足りないですけど、聞きたいです笑。

ザわ:はい。自分は『バンドマン』だったので、で、昼間は研究職をやりながら、夜はライブをやってるうちに、ライブの方でいろんな方からお声がけいただくようになって、あの、『バンドマン』いろんなことができるお兄さんだぞみたいな、、、イベントやってくださいよ。というお声をいあtだくようになりました。それをやってるうちに、『ポニーキャニオン』さんから、お声がけいただいて、で、スカウト能力みたいなのをちょっと『東京』で発揮してくれみたいな、感じでスカウトマンとしていったんですが、もう時代がちょっと。。。。

『バンドブーム』も終わりかけているから、もうバンドはいいから、あの女の子を探してきて、女の子!みたいな笑。

それこそ『バンド』はいろんなところから引っ張ってこれたんですけど、かわいい子なんてどう集めたらよいかわかりませんでした。

『西日本』担当だったんで、関西とか中国四国、九州とひたすらかわいい子探しで笑。

川田:『サウンドスケープ』どこ行ったみたいな笑。

ザわ:やってるうちにだんだんスカウトも慣れてきて、結局最終的に『ポニーキャニオン』さんの方で培ったノウハウを活かして自分で育成していこうという想いに至りました。

で、『広島』で、まあ『まなみのりさ』っていうグループを最初にプロデュースしました。

地下アイドル界隈は『ライブハウス』の中で、ライブを楽しむだけじゃなく、大声を張り上げて、「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!」と。どんな曲でも、きっちりこれを入れてくるその奇妙な集団に会いまして、またそこが研究対象というか、やばく、面白くねっていうので、一気にこの業界にはまっていきました。

『バンド』でしたら曲を提供して曲を演奏して、お客さんがいいとか悪いとか評価してて終わってたものが、もうすべてに合いの手が入るので、お客さんの声が入って、はじめて成立するみたいなことを想像した曲作りが面白いです。

ちょっと今までと違うなっていうその文化にも完全に自分的にはまってしまいました。

川田:それが今この『アイドル』。

ザわ:はい。

『プロデュース』をやるきっかけ、なるほどというたどり着きましたね笑。

無花果とマシンガンのお二人どうでしたか?このヒストリーを聞いて、

無花果:いやもうね、音楽に生きてきたと改めて思います。

川田:改めて、『無花果とマシンガン』の曲の中でもお客さんが参加する要素はあるんですか?

無花果:めっちゃありますね!それこそ『タイガーファイヤー』もあるんですけど、手の振りとか、ダンス要素がありますし、全体で楽しくなれるような要素は盛りだくさんすぎますね。

川田:

へえ、不思議ですよね。『ライブ』って見る体験だと思ったら、そこに参加するっていう体験で、そうですね。やっぱもう一次元上のなんていうか、体験に変わるんですね。

ザわ:そうなんですよ。それがね、あのだからあの『コロナ』の時に、声を出すのが禁止になって、お客さんが今まで合いの手を打ってたのに、打てなくなったことで、曲だけ存在するっていう時期がありまして、その時にあの当時うちにいた『グループ』なんですけど、

曲にお客さんのコールをわざわざ別撮りして録音して、それを足して、お客さんのコール入りの『CD』を出しました笑。

川田:へえ、それ『ファン』の方からしたらたまんない。(笑) 残るってわけですものね!

合いの手がないと成立しない曲を最初から作っているので、曲だけポンと聞かされてもっていうことなんですよね。なるほど。

ある意味余白みたいなのが多いとことの大事さもあるし、曲作りもライブもまた作り方が変わりますもんね。


ザわ:はい。全然違いますね。

川田:ね、一方方向でなんか渡すものではなくて、交換し続けて熱量を上げていくものみたいな、、、。そう考えたら音聞きのね、例えば聴覚。障害があって、ライブを楽しめないと思っていた方も、そういった参加できる要素というのはね、きっとそうですね。うん。違う盛り上がり方、参加方法があるんだろうなと思いました。あの第1回は本当に『常沢拓慕ヒストリー』満載でお届けしてきましたが、

後半はですね、『無花果とマシンガン』さんのここのさんとりりかさんもね、ぜひ入っていただいて、いろんな話をしていきたいんですけど、ちょっと前編の最後に『無花果とマシンガン』からお知らせがなと思います。

無花果:

12月18日木曜日19時半から『大阪心斎橋』にあります『ルイード』さんにて、『無花果とマシンガン』のセカンドワンマンライブ『約束の唐揚げ』を開催いたします。

川田:ちょっと待ってください笑。すごいネーミングですね。

無花果:実際、あのワンマンライブに来ていただければ分かるんですけど、『約束の唐揚げ』ってなんかわかるんですけど、そのチケットが一般500円、優先が2000円となっております。あの、手売りでもネットでも販売しているので、ぜひ。

生でエンタメアイドルを感じていただきたいです。お待ちしております。そしてもう一つありまして、12月31日の大みそかに『埼玉スタジアム2000』にて、うちの事務所主催の『スーパーマジックカーペットライド』が開催されます。

川田:すごい場所で!

浦和レッズの『埼玉スタジアム』で。


ザわ:はい。アイドルにたくさん集まってもらって、大集合してやります。

川田:ぜひ皆さん、SNSなどをチェックしていただければと思います!

ということで、今回のゲストは来週も引き続き登場となります。『バッシュエンターテイメント』代表の『常沢拓慕』さん、そして『無花果とマシンガン』から。

『湖乃ここの』さん、そして『碧原りりか』さんでした。

ありがとうございました。

ザわ&無花果:ありがとうございました!

『川田一輝』がお送りしてきた『OTOKIGI LAB.』第18回はいかがだったでしょうか?

いやー面白かったですね。『無花果とマシンガン』の2人の個性もありながら、『ザわ』さんの音の研究、カラオケボックスの精神分析、これね、平成初期の方はやっぱりこう、誰かが泣きを入れるじゃないですけど、ちょっとバラードを。みんなが泣きたい時期あったよねとかとか。

あの後ですね、話をしてたら『無花果とマシンガン』の2人にとって、カラオケっていうのは1人で歌う場所だっていう、まあ時代の変遷とともに音の環境も変わってきてたのかなという話も実はしていました。

次回もぜひお楽しみに。さあ、この番組はサポートしてくれる企業様も大募集中です。番組を聞いて少しでも興味を持っていただいた方、もしくは一緒に参加したい、ここで話してみたいという方も大募集です。

ご連絡はこちらまで。info@otogiki.com、info@otogiki.comまでお待ちしています。

それでは第18回の研究は終了といたします。『ABCラジオポッドキャストOTOGIKI LAB.』

お相手は『川田一輝』でした!!



川田:さあ、では前回に引き続きゲストはこの方です。株式会社『アイシン』の中村『雅紀』さんです。

中村:よろしくお願いします。

川田:いや、前回はまさか宇宙人の話になるとは笑。

びっくりしました。改めて、あの開発されている『YY System』について簡単にご説明いただけますか?

中村:はい。『YY System』は話した言葉を文字にする機能がメインなんですけど、それ以外に笑い声であったり、拍手であったり、あとは、緊急車両みたいな色んな音を目に見える形にするシステムで、『意思疎通支援システム』っていうふうに呼んでいるシステムです。


川田:こころまでつながるその意思疎通ができるシステムなんですけど、『YY System』と、今進行されているエンターテインメントの関わりについて、ちょっと伺いたいんです。

中村:はい。もし喋った言葉を文字にするということに関しては、まあだいたいできてきました。うん、ですけど、皆さん演劇を見に行ったり、音楽のコンサートを見に行ったりっていうのができない方が結構たくさんおられまして、行っても、まあつまらないとか。

案内がわからないとか。なんか映画も字幕がないといけないとか、いろんな問題があって、そういった楽しむっていう分野にも私たちのユーザーさんが安心していけるような、そんなものを作りたいなと思って今開発をいろいろ始めているところです。


川田:へえ、この『OTOGIKI LAB.』でいろんな方とお話していて、僕は結構衝撃を受けたのが、耳がもう全く聞こえません、聴覚障害がありますっていうお母様とライブに行って、

楽しめた?、大丈夫?って聞いたときに、いや、すごい楽しかったと。もう音は何言ってるかわかんないけども、周りの人のね、拍手してたり、憧れの人に会えたって、あの熱気に包まれたのがすごい楽しかったって言ってて、その熱気が視覚化できたりっていうのがすごいなと思いました。

中村:そうですね。これをちょっと今アプリを画面上でスマホで僕に見せていただいていますが、例えばですね、ちょっと拍手、今、僕は拍手すると、これ、笑うとですね、今、

(笑)

これ、


川田:笑ったアイコンがああ、本当だ。

すごいすごい、あの文字がぶわーっと流れてるんですが、喋った言葉が文字になってるんですが、その中に笑い声とか口笛とか、なんかこう、なんて言うんですかね。今までこう文字情報でなかったものがアイコンでポンポン出てくるから、この会話が楽しかったことっていうのがすごい伝わりますね。

中村:そうなんです、そうなんです。

あとはですね、例えばこれもですね、ちょっと画面でしかわからないイントネーションを表示できる機能もあって、ああ、本当だ、すごい伝わりますねって言ったら、こう矢印でひゅーとジェットコースターのように書かれてる、まさにそんな感じですね。


川田:普通の文字だと、ただのプレーンなテキストなんですけど、こんな感じでですね、文字に強弱がつくんだ!

中村:そうです。大きな声でしゃべると、大きな文字になりますし、

上がったりもします。

川田:いや、これ、お笑い芸人さんの漫才とかコントとかって、抑揚が面白かったりするじゃないですか?はい。

そういうところって伝わらないのかなと思ったら、これ伝わるんですね。


中村:伝わると思います。

〇〇やねん!なみたいな言ってて、なんでやねんな(笑)。

川田:面白!!

すごいですねえ。でも、こういうのって実際にエンターテイメントにどういうふうに生かせそうだと『中村さん』は思いますか?

中村:はい。エンターテイメントで、例えば映画とか、舞台とかで、決まっている公演の字幕っていうのは、ある程度台本とかからつけることができるんですけど、まず今すごく求められているのが舞台挨拶とかですね、自由にしゃべるときとかって、あるじゃないですか?

ああいうときって、やっぱり文字情報が出せなくて、何をしゃべるかわからないので、

で、そのときにこういったライブの音声認識っていうのがないと逆にできないので、うん。まずそういったところから入っていって、

であとその音楽を可視化したりする機能もあるんですけど、著作権の問題であったり、

録音の問題とかっていうのがやっぱりつきまとってしまうんですね。あのメディアの世界って、そこのところをいきなりやるとですね、やっぱりそういう問題とぶつかってしまって進まないので、それ以外のところからできるサポートっていうのを始めて、そういった業界の方に知っていただく。うん。

『エンターテイメント』の分野にも字幕とかですね、可視化するっていうこと

聞こえない方に対する配慮とかサービスっていうのが合わせてやっていく必要があるよっていうことを知っていただくっていうところからまず始めていきたいと思って。

川田:映画でいうとですね、ちょっといただいた情報に『みんなおしゃべり』という映画との関わりっていうのを聞いたんですよ。これちょっとご説明いただいていいですか?


中村:はい。

今月のですね、11月の末から公開予定の『みんなおしゃべり』という映画があります。で、あの映画の中には聴覚の障害のある方とか外国人の方が出てきて、いろんなこう。

コミュニケーション方法でこう衝突するような映画なんですけど、その中に出演している当事者の『ろう者』の方がですね、劇中で使う音声認識アプリがあったんですけど、それを『YYシステム』を使いたいということを言っていただいて、監督に。

で、監督の方から私のところにオファーが来まして、使っていただくことになったっていうのが、まあそもそも経緯でした。うん。それをですね、あの実際使っていただい。

で、撮影の様子をちょっと見させていただいて、その後に今その『デフリンピック』に合わせて映画の公開に向けて、いろんなこう宣伝をしている状態なんですけど、そこのまあ、挨拶であったりとか予告編だったりとかっていうのにその文字情報があるっていうことをつけることによって、

この映画プラス映画を視聴する人がどういう情報が必要かとかどういう配慮が必要かということをこう一緒になってこう伝えていってるっていうような状態ですね。映画自体まだ公開されていないものです。はい。(2025年11月上旬時点)


川田:へえ。

先ほどのお話だった完成した映画とその完成した映画の試写会のところでのお話でしたけど、作る段階からこう関わっていく。

ってことですよね?


中村:そうです、そうです。

川田:へえ、あとあの『北村仁』さんとのお話っていうのも伺ったんですが、北村仁さんって、あの手話ダンスをされる方ですか?


中村:はい。そうです。あの手話ダンスをやっておられまして、今年もですね、少し1カ月か2カ月ぐらい前に『手話ダンス』でギネスを取ろうみたいな活動されていまして、で、そこ結構大きなホールを貸し切ってやられてたんですけど、あの後ろのでかいスクリーンに字幕を出して、見やすいように私たちの『YYシステム』を使っていただきまして。


川田:へえ!!

すごいですね。それだけのギネス記録を狙うってことは、たくさんの人が集まったわけですよね?

中村:そうです。障害がある方も。千人近く集まったって聞いていますね。

マンツーマンで、耳が聞こえなくてっていうコミュニケーションをどういうふうに回避するというか、より良くするんだろうっていうところから、本当に何ていうか、エンタメであったり、たくさんの人たちの気持ちをつなぐものにもなったりっていう、すごい『YYSystem』の広がりをこの2回で感じたんですけど、

川田:すばらしいですね!あの音聞きとしては、チームの中にはライブイベントの制作者もいるんですよ。どういったそういった場所に『YYSystem』を導入していく、なんかコラボができるのかなっていうのも、お話を聞きながら考えてたんですよね。


中村:はい。まずは音楽のコンテンツではそもそもあるんですけど、やっぱりこう、

受付であったりとか、その会場に行く時のサポートっていうのが必要な方も多いものですから、聞くっていうことに恐怖を感じなかったりとか。そういうところで、まずは文字情報

があるよっていうのを告知する時に、ちょっと書いてあると心理的ハードルをね、

下げるのが大事ですよね。

安心していけるんだっていう状態をまず作ることによって、音楽業界もこれまで来れなかった人がお客さんとして、

なかなか呼ぶことができなかった方が、来ていただけるっていうことになると思うんですよ。のお友達とか家族の方も一緒に来てくれたりもしますし、

それが、すごく少ないっていうことはなくて、結構おられるんですね。聴覚障害者の方って、2050年には世界で20億人になるって言われます。

WHOが発表しまして、

2050年には4人に1人が、まあ何らかの聴覚障害、完全に聞こえない方になるっていうことになって、

川田:聴覚過敏があったりとか。うん。

いうことがあるので、もうもはやマイノリティではないですよね。4人に1人になってくると、

中村:そうですね。で、ここにいる今、何人かおられますけど、その中の何人かが。

聞こえない人がいたら、今音声でお話してますけど、それだけでは不十分になってくるので、そういったことを常に意識する必要がある時代に入ることもないかと。

川田:なんかそれがスタンダードになる時代がもう近いってことですよね。

中村:はい、近いと思います。

川田:それがあらゆる製品やサービス、もちろん音楽やエンターテインメントもそうですけど、そういったことを意識して、イベントを設計したり、コンテンツを作ったり、

サービスを開発したりっていうことがないと、その評価が落ちていくというか、楽しめなかったりとか、まあそもそもライブフェスとかに関しては、もう過当競争じゃないですか?うん。たくさんイベントがやっぱり増えてきていて、そうなった時に配信でどうこう見て、

とか、いろんな出口を探していく中で、そういったサービスが一つあるだけで、なんか本当にイベントの経済規模も変わるし、できることも変わりそうですよね。

中村:そうですね。例えばホテルの予約とかも、最近そういうアクセシビリティがあるよとか、そういう配慮があるよっていうことが、サイトの中になんかアイコンで出たりするじゃないですか?あのトイレありとかユニットバス、ユニットバスじゃないか、なんかあるじゃないですか?そういったものが、書かれているところがあるとそっちを選ぶという方も結構多いって聞いたんですね。だから、そういったのがどんどん広がっていくのかなっていうふうにも思いますね。


川田:なるほど。でも今の話を伺うと、そういった配慮がされていても、事前に告知されていたり、ホームページで配慮がありますよっていうのを伝えておくっていう心理的ハードルを事前に下げるっていうのは、結構大事ですね。

中村:そうです、そうです、そうです。行くまでがドキドキしますもんね。


川田:そうなんですよ。で、今はそういうのが、あったりなかったりで過渡期だと思うんですよ。だから、あるとちょっとどうなんだろうって見に行くっていうところからも始まるかもしれないですし、はい。

いずれ当たり前にはなってくると思うんですけど、

なんかそういう意味では、ラジオのメディアって、ある意味そういう人たち、聴覚障害のある方からしたら、もう聞けないものって思われてる。可能性があるなって思います。

中村:そうそうですね。それは実はよく聞いたりします。


川田:今、この『ABCラジオ』のポッドキャストでお話ししてますけど、もしかしたらそのラジオの音声を可視化して記事にすることができたりとか、あとはラジオの中の人間だから思うんですけど、ラジオって、ディレクターという制作の方がいて、それをアシスタントするアシスタントディレクターや、統括するプロデューサーがいて、そういった編成があるんですけど、アシスタントディレクターがずっとSNSを更新し続けてるみたいな番組があるんですよ。

なんか冷静に考えたら、何のアシスタントをしてるんだろうみたいな。

中村:そこにAIってできるんじゃないかなって時々思うんですよね。例えば、今さっきデモした時のアプリを立ち上げたままですけど、はい。まあまあ話してる内容はこうやって目で見えるので、はい。あのポッドキャストとかを文字起こししながら、見られている皆さんとかも結構おられますね。

川田:ああ、面白い。そっか、リアルタイムでポンポン文字が出て行くから、それを追っていくだけで、ラジオを聞いているみたいな感覚になるんですね。なんか知り合いの方が出ているラジオを聞いたりしたいんだけど、やっぱり音声だけだと聞こえないので、文字起こしアプリを使って、文字にしながら視聴しているっていう感じですかね。

これ、ちょっと『ABCラジオ』もそうですし、ファンの多い方がたくさんいらっしゃる芸人さんとかアイドルさんの番組に試験的に導入するっていうのは、面白そうですよね。

中村:はい。面白いと思いますし、これから必要になってくることなんではないかなっていう気もするんですよね。そうですよね。必要ですよね。で、その文章自体を今度はAIで要約してもらったりすると、一瞬で記事になるし、

川田:なんか一つ作ったものが例えばラジオだともったいないのは、めちゃくちゃ面白いお話の、話芸のある方が毎朝とても素敵な話をするのに、それがもう一瞬で流れていくフローで、なんか蓄積されないみたいなのがあって、

そういうのがもうAIで自動的にストックされていけば、もちろんこっちの蓄積ができるし、ラジオの設定も増えるし、なんか『ABCラジオ』としても、なんか『YYシステム』の導入の未来というのは、面白そうな気がしますね。

中村:そうですね。放送局さんの方の音響で音を取っていただいて、それをアプリで文字にして、ブラウザでURLで配信することもできるんです。そして、その配信された文字は読み取り専用なので、コピーとかもされない状態でただ見るだけっていうモードが作れるので、

そういった録音の心配とかっていうのはないものが、我々としても作ってあるので。

川田:電波で配信するのと、インターネット経由で同時に文字を配信する。ブラウザでコピーできない形で配信する。っていうのができますね!

何かコラボができたらというふうに思いましたけど、まずはそういったところから始まって、

あとは実際に一度イベントもしたことがあるんですけど、トークショーとトークセッションとライブというところに、例えば後ろにビジョンがあって、ずっと文字が流れるように出て、

来るようにしていたら、それこそ『OTOGIKI LAB.』を本当に聞いてほしい人たちや、僕たちが本当に話を聞きたい人たちが参加していただけるイベントを作れるかもしれませんね。

中村:はい。最近、ライバーさんが『TikTok』とか『インスタライブ』をやられている方は、文字情報をつけにくいんですね。リアルタイムで僕がちょっと試しにやって、実は自分の胸元にプロジェクターで文字を出すというのをやりまして(笑)


川田:情報保障ということもあるんですけど、ちょっとエンターテイメントの良さがあるというか、まずは面白がることが大事ですね。

中村:やってみようって、僕もやってみようって思う人がいると思うんですよ。それを見て、すごく高価なシステムとか難しいシステムじゃなくて、無料のアプリでできてしまうので、

川田:無料なのはすごいですね。

中村:はい。

川田:今のこの話を聞いて、うちの会社にも『YY System』を導入したいとか、『YY System』でこんなことをやってみたいっていうアイデアが浮かんだ人は、どういうふうに中村さんにコンタクトを取ったらいいですか?

中村:『X』と『インスタグラム』で発信させていただいておりまして、ちょうど今、その『世界字幕を添える展』というのでみんなの事例を集めているんですね。どんなところに字幕を添えたいかとか、どこにあったらいいかで、それを実は応募いただくと賞金がもらえるコンテストをやっています。

おお、胸筋の総額は実は50万円で、めっちゃいいですよ。えー、12月7日に発表会がありまして、ちょうど今募集をしていますので、

『YY System』で検索していただくと出てくるアカウントがあるので、そこをちょっと見ていただくと、

川田:わかりました。ハッシュタグで『世界字幕を添えるコンテスト2025』をつけて発信していただくだけなんですけど、統合完了でして、はい。今日のお話、そして前回と合わせて聞いていただいて、ぜひともこの楽しいエンターテイメントのチャレンジの輪に皆さんが加わっていただけたら、僕もうれしいです。

今後ともぜひ、いろんなコラボをさせてください。

中村:はい。ありがとうございます。皆さんが『YY System』を検索するときは、YYSystemは英語で検索していただければと思います。

川田:ということで、あっという間のお時間となりました。

この時間のゲストは、前回ともに素敵なお話を聞かせてくださいました『株式会社アイシン』の中村雅紀さんでした。中村さん、ありがとうございました。

ありがとうございました。

『川田一輝』がお送りしてきた『OTOGIKI LAB.』第17回はいかがだったでしょうか。2回にわたって中村さんにお話を伺いましたが、

いやー、なんかこれまだ出ていないだけで、いろんなコラボがあると思うんですよ。あと改めて、ラジオのブースでお話ししているので、ラジオってこんな面白い超人たちがたくさん喋っているのに、ひっそり流れているのもったいないなって、ずっと思っていたんです。

例えばポロッと言ったことだけが一部切り取られて、サイトに出てしまうことにはちょっと腹が立っていたんですよ。で、それだったらこういった文字起こしをすることによって、ちゃんと正しく情報を要約した状態で伝えてくれたら、なんかラジオの可能性や

ラジオの持つ生放送の危機回避みたいのもできるんちゃうかなっていうふうにも思いました。もちろん、ライブの方もですね、最近大阪の新しくできたライブハウスには大きいビジョンと言われるモニターがあって、その映像と音楽を楽しむことが今後スタンダードになっていくので、

『YYSystem』の技術が入ると、より聴覚障害の方もそうですが、我々も楽しめるんじゃないかなと思っております。『YYSystem』、これからも一緒に皆さんと楽しみに、ワクワクしながら見守っていきましょう。

ということで、この番組ではサポートしてくださる企業様を引き続き大募集中です。番組を聴いて少しでも興味を持っていただいた方、これを聞いていただいているイベンターや音楽ライブハウスをされている方なども、『YYSystem』さんと繋いでほしいと思います。音に関して何か一緒にしたい方はこちら、

ご連絡ください。お問い合わせは『info@otogiki.com』です。

『info@otogiki.com』までお待ちしています。

では、17階の研究は終了といたします。『ABCラジオポッドキャスト 音聞きラボ』のお相手は川田和希でした!


(END)

川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」音の実験室へようこそ。川田一輝です。

最近、映画をめちゃくちゃ見ていますが、映画を見ていて、映画って、セリフと音楽は大事じゃないですか?感動する時の音楽が流れる時に、聴覚障害のある方はこういったところをどういう気持ちで見ているのかなと、最近思うようになりました。

ある意味今日は、本日この後出ていただくゲストは、

世界中が字幕映画だったらどんな感じになるのか、みたいな。こうした二次元と三次元の融合のすごい技術をお話ししてくださいます。

それではこの後、素敵なゲストに登場いただきましょう。『OTOGIKI LAB.』実験スタートです。

では早速、ゲストの方をご紹介しましょう。『株式会社アイシン』の中村正樹さんです。よろしくお願いします。

中村:よろしくお願いします!

川田:今日はありがとうございます。こちらこそです。今、会社からですか?

はい。そうです。今、『秋葉原』にある『YYSystem』の開発のラボから参加しております。ラボって聞くと、多分聞いてらっしゃる方は、すごい試験管が並んだ実験室ってイメージがあるかもしれませんが、めちゃくちゃ会議室って感じですね!

中村:実はですね、結構こんなスマートグラスやいろんな開発品がいっぱい置いてあってですね、

川田:へえ、僕だけこっそりちょっとこれをリモートで見せていただいているんですが、モニターがたくさんあって、そこでじゃあ、本当にあらゆる商品を生み出しているんですね。

中村:その通りですね。はい。あの、こもって開発をしているような場所になります(笑)。川田:ちょっとその『YYSystem』が気になるんですが、まず『中村さん』の自己紹介から伺ってよろしいでしょうか?

中村:はい。私は『株式会社アイシン』に働いております『中村正樹』といいます。

もともとはですね、カーナビゲーションシステムのエンジニアをしていましたが、

現在は自動車の部品の事業とは少し離れまして、

主に聴覚障害者の方が利用していただいている『YYSystem』という意思疎通支援のプロジェクトの開発をしております。

川田:もともとカーナビなんですか?

中村:そうなんですよ。カーナビゲーションシステムの開発を担当していました。へえ、それは具体的にはどういったことを聞いてもいいんですかね。

ちょっとですね、特殊な機能を作っていまして、私たちの『株式会社アイシン』はカーナビゲーションシステムとあとオートマチックトランスミッションも実は有名でして、変速機ですね。はい。で、そのカーナビゲーションの地図のデータを使って、

車のオートマチックトランスミッションの変速を自動的に調整するような機能とか作ってたんです。


川田:そんなことあるんですか?

中村:あ、そうです。あの、今でいうと自動運転があるので、もっと進んだ機能が世の中にたくさん出始めてるんですけど、当時としては、結構。まあミッションオートマって言われるようなオートマですよね。それがなんかちょっと手でカチャカチャやったりするじゃないですか?はい。慣れてる人はあれをカーナビの前にカーブがあるからちょっと減速しようとか、へえ、上り坂があるからちょっとギアを低くしておいてとかですね。さらに燃費にも効くみたいなことがあって、下り坂があったら、あんまり加速しても意味ないじゃないですか?

こう、地図のデータを使うとわかるんですね。先が読めるということ。

川田:面白いですね!

中村:今日はちょっとそちらの話じゃないんですけど、そういうのをやってまして。そうです、そうです、そうです。はい。

川田:そして今、『YYSystem』っていう方に注力されてる。

中村:はい。そうです。

川田:あのこの番組『OTOGIKI LAB.』は音の実験室ということで、音楽好きな方もたくさん来てくださるんですよ。中村さんなんか好きな音楽とか、学生時代好んだアーティストとかいますか?

中村:はい。あの、実はずっとバンドをやっていまして、、、

川田:あ、そうなんですか?

中村:若い時、ずっとやってまして、ドラムをやっていました。

川田:へえどんな音楽を?

中村:ジャンルはですね、まあ僕も年代がわかってしまうと思うんですけど、あの昔『イカ天』っていう番組がありました。

川田:ちょっと年上ということはわかりました(笑)。

中村:(笑)『三宅裕司』さんがやられた番組なんですけど、中学生ぐらいだったんですけど、ちょっと憧れまして、いろんな、まあジャンルやりましたけど、『ヘビメタル』とかですね!

川田:『ヘビーメタル』やってはったんですか?

今は、柔和な笑顔に黒いメガネの中村さんから想像できない!!ヘビメタだったんですね!!

中村:当時はね、もうちょっと髪の毛もあったので(笑)

川田:僕わざわざ何も言ってなかったのに(笑)。今日は映像が流れてないんですけど、

チャーミングな『中村さん』とね、今回・次回とお話させていただくんですけど、そんな『中村さん』が開発されてる『YYSystem』なんかすごい賑やかなね、なんかネーミングもかわいいですけども、どんなシステムなんですか?

中村:『YYSystem』は主に、喋った言葉を音声認識をして文字にする。

あとは例えば『笑い声』とかですね、『拍手』とか、それほどそれこそ先ほど言った音楽、いろんな楽器の音を検出して、『オノマトペ』っていうんですけど、アイコンのようなもので表現をする。

例えば分かりやすい例でいうと、聴覚に障害がある方がですね、街を歩いていて後ろから『救急車』とか『消防車』なんか近づいてきた時に結構気づきにくかったりするんですね。音だけなので。その時にスマホで『救急車』とかの『サイレン』の音を検出して、

『Apple Watch』をこう振動させたりとか、ああ、これここにまぁ、『スマートグラス』があるんですけど、レンズにそういうのが表示されたりします。


川田:なるほど!なんか今お話を聞いていたらこうやって会話の中で、言葉が文字で表示されるっていうのはね、こう何ていうか、生きる世界すべてが映画の字幕みたいになるみたいな

いいなと思ったんですけど、それだけじゃなくて日常生活でもお『危機回避』とか『安全』のためにも使えるんですね!

中村:その通りですね。

『聴覚障害者』の方が使っていただくアプリで文字を起こすことを最初にやっていたんですけど、なんかそれだけでは不十分ということがいろんな方に聞いているとわかりまして。

実は昨日ですね、ちょっとイベント用に、『ステーキ』の焼ける音『ジュウーーー』っていう・・・


川田:もう聞くだけで、なんかもうお腹が空くんですよね。

中村:『ジュー』っていう肉の焼ける音がアプリの反応をするとですね、アプリの中に肉が出てくる。

川田:アプリの中に肉が出てくるのがめちゃくちゃいいですね。

そうか確かに

お肉の焼けるにおいとか音で僕たちはお腹がすいたりしますけど、『聴覚』に障害があったりするとその音が聞けないから。。

中村:そうです。

川田:なんか、『YY System』のキャッチコピーの一つに拝見していたのが「心までつながる」というワードがすごく素敵だなと思ったんですけど、まさに今のようなことかもしれませんね。

中村:僕は、まあ聞こえる人間なんですけど、僕が考えたことは不十分で、やっぱり聞こえない方のことを僕は知ることができないので、今のところ本当の困りごとは、それをやっぱり当事者の方と一緒になって楽しく話しながら、、、

例えば飲み会をしながらとかですね、『SNS』で仲良くなったりして、本当の困りごとっていうのをたくさん安心して話していただいて、それでも全部理解できないんですけど、

自分なりに解釈したことをこう作っていっているというのを繰り返します。

私の角度で押し付けるということじゃなくて。


川田:いや、そうですよね。

『名前のない家事』みたいな本もありましたけど、

名前のない困りごとって多分無数にあって、それをわざわざ人に言わないんですよね。

中村:そうですそうです。わかってもらえないだろうとか、ありますし、それを言って開発してもらえるなんて思えないとか、お金を取られるんじゃないかとか。結構ね、

それはね、もう言っても無理って言われるんだろうなって、僕もそういう経験がたくさんあって、サービスをしている時にちょっとこうしたらいいのになっていう時に言語化しても、まあそれはできません、みたいなことを言われてしまう。うちはそのスタンスはないような形で。

川田:素敵な開発背景ですね。そもそも、その開発された経緯って何だったんですか?

中村:さっき言ったように、私はもともと『カーナビゲーションシステム』を開発していたんですけど、新規事業を会社の中で、考えようっていうポジションにちょうどこう抜擢されまして、その時、いろんなことを考えてたんですけど、社内に『聴覚障害者』の方がたくさん300人ぐらいいるんですけど、その方たちと出会ったことによって、自分の知らない状態、

自分にはわからない状態っていうのがあって、

自分が考えていたことがすごくなんか足りてないというか、無知の知みたいなことに気づかされて、で、そっからこう。その世界を知って自分がやってきた開発を生かして何かできないかなっていうふうになって、今のサービスをそんなに策略的ではなかったんですけど、そういうのを繰り返し今のサービスができたというような感じですね。

川田:へえ、今文字起こしのアプリとか、そういったAIって、いろんな場所でいろんな形であるじゃないですか?議事録をつけたりとか。

けど、その心までつながるというところは『YYSystem』ならではかもしれないですね。

中村:そうですね。僕たちのサービスが結構他社と違うなって思うのは、その認識性能が結構いい方だと思ってるんですけど、さっき言ったように、ユーザーさんと一緒になって作っていて、無料で使っていただけるんですね。個人のユーザーの方は。

そうそうそうですね。はい。ユーザーさん同士が口コミで広げてくれて、ユーザーさんが、日常的に使っていただいた結果、そのユーザーさんが自分が働く会社であったりとか。

通う学校とか近隣の自治体に『YYSystem』をユーザーさんが紹介してくれるようになって、へえ、そこから法人契約依頼が私たちの方に戻ってくるっていうのがいつの間にかできちゃったんです。

川田:はあ、なんかもうそういったコミュニティができたんですね!

中村:そうですそうです。普通、ITのサービスとかアプリを作ると、それを営業部隊が宣伝したり、PRして、ローンチしました。みたいな流れですが、

そこに一切しなくて、僕がSNSで発信してるぐらいで、へえ。

ユーザーさんがある意味、営業マンっていうことじゃないんですけど、広めてくれる仕込みで。自分の働く会社に言ってくれるんですよ。導入してほしいと。

そうすると企業のダイバーシティとか、そういう障害者雇用の担当者が

あ、これは導入しようっていうふうに決めていただける、うん。

『インクルーシブデザイン』って呼んでるんですけど、それがですかね、やっぱり。

他社がお金を払って真似しようと思っても、なかなかできないところは積み重ねて作ってきたものなので、信頼関係を作ってきたので、そこが強みかなと思ってます。


川田:いや、これは本当になんかすべての、『プロダクト』に共通するヒントというか、

ユーザー目線が究極まで行ったら、本当にユーザーが広めてくれるというのは間違いないですね。

で、『中村さん』にご紹介いただいたのが、以前出演していただいた『フォーハーツ』の、

那須さんですよね?

中村:そうですね。

そうです。『那須さん』とはすごく仲良くさせていただいてまして、はい。『那須さん』もすごくアプリをたくさん使ってくれていて、たまに飲んだりするんですけど、『那須さん』も独特の感性をお持ちで。

川田:そうですね。『那須さん』もこうパッションのある方ですよね!

あと、いろいろと見させていただいたら、『世界に字幕を添える展』というのも開催されたんですか?

中村:あ、はい。今年の5月に『東京』の『原宿』の、『ハラカド』というビルがあるんですけど、『商業施設』なんですけど、そこを1棟貸し切りというか、字幕のジャックをいたしまして、、、

川田:字幕でジャック、字幕をジャックですね。はい。面白い、どういうことですか?

中村:いろんな店舗さんがこう入ってるんですね。でその中に

『我々』が開発している透明なスクリーンに文字が出る仕組みがあるんですよ。お店のレジとかにこう置くと、対面で、だけど、顔とか動きが見えながら空中に文字が浮かんだように見え、

川田:『コロナ』の時のアクリルパネルみたいな感じですね!

中村:そうです。あれをちょっともう少しおしゃれにしたような『プロダクト』があるんですね。それをその店舗内でいろんなところに設置して、どこに行っても字幕があるよっていう状態へ、

川田:面白い!

中村:それをまあ、『インフルエンサー』の方、当事者の『インフルエンサー』の方も結構おられるので、そういった方に、来てもらって宣伝してもらったり、僕らとしても発信したり、

して、7日間開催したんですけど、

最初やっぱり店舗の方も、こんなん邪魔だよとか、聞こえない人にやっぱりやってもそんな、

私たちの負担になるじゃないですかとか、

操作を覚えたり導入コストとかっていう話だったんですけど、そのうちみんな使いこなせるようになって、これがあることによって、お客さんが来てくれるようになった。と言ってくださるようになったんです。


川田:あのお店の売上向上にこう貢献できたんですね。はあ、面白い。

中村:つまりそういう情報保障福祉機器みたいな感覚があるものだったんですけど、それが実は置くと、来ていただいたそういう当事者の方が喜んでくれるかつ、

お店の活性化というか、売り上げにもつながるっていう感じで店舗さんの80%ぐらいはそういうポジティブな意見を頂戴しました。

川田:それって、その耳が聞こえない聴覚障害のある方だけじゃなく、例えば今だったらインバウンドで『中国』とか『ベトナム』から来られる方も多いので、そういった言語が表示されていたら、すべてがバリアフリーというか、

コミュニケーションがフリーになりますよね???

中村:はい。翻訳でも、もちろん使えます。今、31カ国語に対応しています。

川田:すばらしいですね!

中村:実は翻訳もですね、機械翻訳っていう、例えば『Google翻訳』アプリとか、いろいろありますよね?はい。あれは結構性能が上がっていますが、私たちの翻訳は『Chat GPT』を使っています。

過去のやり取りも含めて翻訳していくので、うん。結構翻訳の精度も高いという評判をいただいています。

川田:面白いですね。なんかその先の未来みたいですね。今の話を聞いただけで、すべての商業施設に導入する価値があるなと思いました。

中村:はい。実はですね、今年の11月15日から『東京』で『デフリンピック』というものが開催されるんですけど、はい。ちょっと障害者の方のオリンピックです。世界中から6000名の方が参加します。『デフアストリート』の関係者の方が来るんですけど、

同じタイミングで11月15日から、

先ほど言った『世界に字幕を添える展 in 東京』というものを開催します。

『東京』全域を字幕ジャックします。

川田:エリアをめっちゃ広げているじゃないですか?

中村:100店舗以上になりましたね。

川田:すごい!!面白いですね。全ての人々がスムーズに意思疎通できた先に、中村さんは何を描いていらっしゃるんですか?

中村:『宇宙』です。

川田:『宇宙』!!どこまで広がるんですか?

中村:もちろん世界字幕なので、日本だけじゃなくて世界にあるんですけど、僕は結構AIの開発とかもしているので、うん。ちょっとあの『イーロン・マスク』さんが、宇宙船をバンバン打ち上げているじゃないですか?あれはまあ火星に移住させるという目的でやられていると聞いたんですけど、もう人類が宇宙に出て行くんですよね。そうすると、地球外の知的生命体と出会ってしまいます。

川田:なるほど。

中村:で、その時の意思疎通の壁って、今の聴覚障害者の方と…

あの、やり取りができないとか、外国人とのコミュニケーションが取れないという、もう次元の違う問題が来てしまうと思うんですね。

そこに貢献したいんです。

川田:へえなんか。入口と出口が想像できないところに、今日ありましたけど、まさかの

こんなワクワクする話、あとはSF!!いやでもそういった未来ももう近いってことですよね。

中村:だって、この今の収録している間に、もしかして、都内に『インディペンデンス・デイ』みたいな宇宙船が来るかもしれないじゃないですか?突然。

川田:収録前に趣味はないって言ってましたけど、めちゃめちゃSF好きじゃないですか?

中村:妄想が好きです。(笑)

川田:その妄想をAIや技術の力で現実に変えているというのが『中村さん』の魅力なんだなというのは思いました。ちょっと僕もね、一つ質問したいことがあるので、次回は、

エンタメについて、今の技術を使って、どのようにもっと盛り上げられるのか、課題をクリアできるのかというところをテーマに、ちょっとお話させてください。

中村:はい。わかりました。ありがとうございます。引き続き次回もよろしくお願いします。


川田:今日のゲストは『株式会社アイシン』の『中村正樹』さんでした。ありがとうございました。

中村:ありがとうございました!!



川田:

『川田一輝く』がお送りしてきた『OTOGIKI LAB.』第16回はいかがだったでしょうか?

いや、『中村さん』のお話なんか、字幕映画かどうこうとか、そんなレベルじゃなく。もう最後は宇宙の話、SFの話でしたね。

僕は今『Zoom』をつないでお話をしていたんですけど、『中村さん』の目は、小学校4年生の瞳なんですよ。目がめちゃくちゃキラキラしていて、

仕事が趣味ですとおっしゃっていましたが、そういった本当に見えない世界が見えていく、未来にワクワクしながら開発をされているというのが、本当に原動力なのですね。

もうなんかずっと少年のままなんだなって思いました。

そのままどんな未来にたどり着くか、次回はこの『OTOGIKI LAB.』との接点も含めて、どんなコラボができるのか、お話をしたいと思います。

さて、この番組ではサポートしてくださる企業様を大募集中です。

番組を聞いて少しでも興味を持っていただいた方、何か質問がある方、コラボしたいという方がいらっしゃいましたら、こちらまでご連絡ください。

info@otogiki.com

までお待ちしています。

では、第16回の研究は終了といたします。『ABCラジオポッドキャストOTOGIKI LAB.』のお相手は川田一輝でした♫

川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」音の実験室へようこそ。川田一輝です。皆さん知ってますか? 野球で審判が出すアウト、セーフのハンドサインって実は、 耳が聞こえないメジャーリーガーが現れたことによって、その人がちゃんとその指示を見られるように始まったそうです。ただ、これが耳が聞こえない人だけではなくて、観客も試合の進行を見やすくなった。エンターテイメントとして野球がもっともっと盛り上がるきっかけになったとも言われているんです。このことを教えてくださった方、今回の素敵なゲストにこの後、登場していただきます。

それでは「OTOGIKI LAB.」実験スタートです。さっそくゲストの方をご紹介しましょう。NPO法人サイレントボイス事務局長の井戸上勝一さんです。よろしくお願いします。

井戸上:よろしくお願いします。

川田:井戸上さんって初めてお会いする名字です。

井戸上:奈良に200人ぐらいしかいない名前らしくて。

川田:奈良ご出身ですか。井戸さんとかいますけどね。お年おいくつですか?

井戸上:今年で29になります。

川田:96年生まれ? 若いですね。ちょっと長髪で、すごいフレッシュな感じもするんですけど。日焼けもされてて、そこら辺の話も聞きたいんですが、まず簡単に自己紹介お願いしてもいいですか?

井戸上:はい。改めまして、NPO法人サイレントポイスの井戸上と申します。普段は大阪の谷町六丁目に拠点を構えて、聞こえない子供の教育事業をやっていたりします。聞こえない方の働く職場に対して、聞こえる人と聞こえない人がともに働きやすい環境ってどうやったら作れるんだっけっていう研修事業をやったりというのがNPO法人サイレンボイスの活動です。株式会社の方では、逆に聞こえない人の周囲にいる聞こえる人たちの認識を変えるような取り組みっていうところで、声を使えないホテルのコンセプトを考えるお仕事したりとか、声を使わないボードゲームを作ったりだとか、こう見たりとか、体を動かすっていうことの面白さとかを、いろんなツールを使いながら世の中に伝えるような活動とかをしています。

川田:サイレントボイスはNPO法人としても活動されてるし、株式会社としても活動されている。その声とか耳とかに向き合ってこられたというのがよくわかるんですけど、その話を聞く前に、まず井戸上さんがどんな人か聞きたいんです。ちょっと日焼けもされてるんですけど、スポーツお好きなんですか?

井戸上:はい。小学校一年生からもう大学までずっと野球をやってました。

川田:野球をされてたんですね。プロフィールを拝見してたら、ガチで本気で結構すごいチームでされてたんですね。

川田:高校は別に強い学校に通ってたわけではなく公立高校に行ってたんですけど、中学時代に入ってたクラブチームがすごく強くて。同級生に巨人で四番を打ってる岡本君がいたり、先輩にもプロ野球選手が何人かいたりとか。

川田:へー! そこで、ポジションは?

井戸上:八番ライト。「ライパチ」ってやつですね。ギリギリ試合に出させてもらってたサブキャラでした(笑)

川田:謙虚な方っていうのはわかりました! 野球をずっとされてて、どんな少年時代からこうなったかっていうのをちょっと聞いてもいいですか。

井戸上:耳の聞こえないとか聞こえにくい人たちに関わる取り組みに携わる大きなきっかけになったのは、僕の両親が2人とも聴覚障害のある当事者だったということがすごく大きいです。父親に関しては視覚障害もあるので、そういう方々は盲とろう、合わせて盲ろうって言うんですけども、母親はろうで、父親は盲ろうなんです。それぞれコミュニケーション方法が違うんです、家庭の中で。

川田:手話も見えないってことですよね。そこの家庭で生まれて、僕たちとはなんかちょっと違う幼少期だったと思うんですよね。コミュニケーションとかだって、パパママって呼んでも振り向いてもらえないってことですよね。

井戸上:はい、そうですね。僕も母親の話を聞くと、ちっちゃい頃の一番最初に喋った言葉なんだったみたいな話をした時に、他の聞こえるご家庭だと「パパ」とか「ママ」とか。分かりやすい単語だと思うんですけど、僕の場合、「喉を触って喉が渇いたっていうことをジェスチャーした。これがあなたが最初に私に発した言葉だよ」っていうことを母親が言っていて。

川田:そっか! もうジェスチャーも言葉なんだ。

井戸上:ちっちゃい頃のホームビデオとか見返していると、その当時やっぱ手話とかもまだ日本語も全然わからなかった時でも、なんとか両親に伝えようとして体を目いっぱい動かしている自分が映像に映っていて、わからないなりにもどうやったら相手に伝わるんだろうっていうことを、ちっちゃい頃から多分自然と考えるような境遇で生きていたのかなっていうのは思いますね。

川田:なるほど。もう「言葉」っていうのも伝える一つの手段っていうことなんですね。

井戸上:そうですね。

川田:ジェスチャーとかで伝えても、お父さんはそういった喉を触るのもちょっとわからないですよね?

井戸上:そうですね。父親の視覚障害自体はかなり後天的にどんどんと視野が狭くなってきたりしたっていう部分もあるんですけど、今コミュニケーションするときは、手話は見る言語ですけど、触手話は触る言語なので、手話を手で触って手の形で理解をするんです。

川田:イメージで言ったら、握手に近いような形でコミュニケーションする?

井戸上:おっしゃる通りですね。なので、僕の中ではかなり触れるコミュニケーションの面白さっていうのも体の中には残っていて、例えば父親と一緒に外歩くときに、特に暗い場所だとほとんど見えなくなるので、僕の肩を持って一緒に歩くんですけど、肩を持ってるだけなんですけど、そこにすごいいろんなコミュニケーションが含まれていて、例えば手がすごく強く押されたりすると、「あ、今なんか急いでるんだな、焦ってるんだな」みたいな感覚がそこから伝わってきたりとか。あとは手がちょっと重くなってきたりすると、「あ、なんか疲れてて眠たいんだろうな」とか。何か表出して言葉に出したり、声に出したりしてはいないけども、触れるところからすごいいろんな隠せない言葉みたいなのがすごくたくさん伝わってくるっていうのも触手話の面白いところです。

川田:ただ触るとかだけじゃなくて、そこには情報がいっぱい詰まってる。確かにね、この子好きやなって女の子ずっと観察して、今どういう思いなんやろうなって考えることがありますけど、 やっぱ触れ合ったらわかるんですね。

井戸上:そうですね。だから小学生の頃とかに、社交ダンスみたいな授業があった時に、ちょっと隣の女の子の手を触った瞬間にすごいドキッとするというか、いろんな情報がそこから伝わってきてしまうし、伝わってしまう。

川田:だからドキドキするんだ、バレちゃうみたいな気もあって。面白い!

そもそものコミュニケーションっていうと僕らはついつい視覚優位で見てしまったりとか、言葉でこうやってお話しするけども、いろんな方法でコミュニケーションを取れるっていうのが、もう小さい頃から身についてるんですね。

井戸上:そうですね。何か意図したわけでもなかったんですけども、両親とともに過ごしている中で、家族の中で何かを共有しようと思うと、そういうものが自然と溢れ出てたかもしれないです。

川田:今こうやってお話をしてて。その言葉ってどなたに教わったわけなんですか?

井戸上:僕の 家が6人家族でおじいちゃん、おばあちゃんが聞こえてました。姉も聞こえてました。父と母だけが聞こえなかったので、おじいちゃん、おばあちゃん、姉から日本語を教わり、父と母からは手話、身体言語を教わる。家の中で50%ずつくらい手話と日本語っていう言語が共存しているような境遇で幼少期を過ごしてました。

川田:きっとね、大変だったこともいっぱいあると思いますけど、そう伺うとすごい。なんていうか、贅沢な環境というか。

井戸上:おっしゃる通りですね。

川田:いろんなコミュニケーションを学んだ。そこから野球を始めて。結構名門のクラブチームでやるぐらい打ち込むんですよね。僕の勝手なイメージだと、少年野球って親がめちゃくちゃサポートしなきゃいけない。お弁当を持っていったり、応援行ったりとか。そういうのも結構、ご家族のハードルあったんじゃないかなって。

井戸上:そうですね。そこが一番しんどかったというか。あの見ててグッとくるところが多くありましたね。

お茶当番とか、僕の小学生の頃とか、まだまだ残っていたので。母親、父親が来た時に、やっぱり周りの人とコミュニケーションが取れない様子があったりだとか。一番印象に残ってるのは、父親だけがずっと野球の練習にも試合にも来てくれなかったんですよ。あの小学校1、2年、3年生ぐらいまで。

川田:嫌いなんですか?

井戸上:野球嫌いなんかなと思ってたんですけど、ある瞬間から来始めたんですよね。そのきっかけが、僕の仲良かった友達のお父さんがすっごいいかつい、背中に竜の刺青とか入れてるような、そんな人やったんですけど。

川田:アハハ、ちょっと今日のゲストには呼べない(笑)

井戸上:ちょっとダークな感じの見た目なんですけど、そのお父さんが僕の父親とお話をしてみたいっていう理由で手話の本を買って、指文字を覚えて、自己紹介して、なんとか自分のことを伝えられるように準備してくれた。急にそういうシーンが出てきた時に、父親が後ではっきりと話してたんですけど、今までずっと高校までろう学校に通ってたし、社会人になっても障害者雇用の中でろうの人たちに囲まれて過ごしてきた。あるいはその文化、国の中で過ごしてきた中で、 聞こえる人のことをどこか外国人やと思ってた。それぐらい距離の遠い。

川田:国境があるぐらい。海の向こうみたいな感覚があるんですね。

井戸上:そうなんですよ。同じ人間でも言語が違うっていうことは、それぐらい他者と何かを共有するのが難しかった。その中で初めて手話で自分に語りかけてくれたその人の存在を見た時に、同じ人間なんだって初めて思えたっていう話を、高校生ぐらいになって父親からふと言われた時に、幼少期の頃、もちろん父親がそんなこと思ってるって考えもしなかったですけど、それぐらい壁でありハードルっていうものがそこには存在していたんだなって。

川田:息子が頑張ってる野球は応援したいけども、異文化すぎて、もうそこに行くのもちょっと怖いというか、馴染めない。でもその友達のお父さんの歩み寄りというかコミュニケーションで、心の扉

がバッと「開国」したんですね。

井戸上:そうですね。だから、その一連のシーン見た時に、やっぱり人は見た目じゃないなっていうことを身に染みて思いましたね(笑)

川田:コミュニケーションは言葉だけじゃないし、人は見た目だけじゃない。いろんな学びが10代に詰まってたんですね。わあ、ちょっとグッとくるな。で、そこから今のお仕事のサイレントボイスにもきっとなんか繋がってる気がするんですよね。声のコミュニケーションができない方、耳が聞こえない方と。なんていうんですか。健常者と言っていいんですか、こういうのって。

井戸上:僕たちの会社の中では、ろう難聴者と聴者っていう言い方をします。

川田:失礼しました。その聴者の人との国境をなくすみたいなお仕事なのかなと思ったんですよ。やっぱ繋がってるんですか、その体験は?

井戸上:すごく繋がってますね。こういう仕事に就こうと思ったきっかけなんですけど、僕、本当に大学生になるぐらいまでは、両親が聞こえないっていうことは認知していたものの、他の家庭と何が違うのかっていうことが、あまり実感してなかったんですよね。同じ聞こえない親の元で過ごした、「CODA」の友達がそんなにいたわけでもないですし。聞こえる家庭の話を聞いても、どこか自分の家庭の中ではこれが当たり前なんだみたいな感覚がすごいあったので、比較しようにも比較できなかったところがあって。だから当たり前の中にいたので、聞こえない人のために何かをしようとか、そういう動機とかもほとんどその当時はなかったんですけど、ちょっと20歳の時に母親が末期癌になるっていうきっかけがありまして。 その時に「なんで母親がその末期になるまでその病気のことを言わなかったんだろう?」みたいなことをいろいろ考えたり、話を聞いたり。

川田:ステージ1から4まである中で、途中で気づいてても言えなかった、言わなかった理由?

井戸上:そうですね。実際、その症状自体はすごくわかりやすく出てたみたいなんですけど、家族にもなかなか言わなかった理由が何なのかなって話を聞いていると、やはり相談するっていうことが、母親の体験の中でどういうことなのかっていうのがあまりわからなかったっていう話をしてたんですよ。どんな時に相談ってするものなんだろうって。その感覚は僕も全然わからなかったんですけど、母親の幼少期の頃の話を聞いていると。 やっぱり母親のお父さん、お母さん、お姉ちゃん、みんな聞こえる家庭で過ごしている中で、当時はそれこそもうITとかでテクノロジーとかも全然ない時代なので、テレビにも字幕ついていないですし、家族で話されている音声の会話に、母親だけがずっと入れていない。ご飯食べている時ですら、食卓の会話を母親だけがわからない状態でいるみたいな。その状況の中で、母親はずっと少女漫画を読んで楽しんでたようで「その結果、日本語が得意になったけどね」みたいなことをハハハとかって言うんですけど。ただ、その空間の中で自分のことをわかってくれる人って、家族の中にもいないのかもなっていう感覚が、もしかしたら母親の中にはあったのかもしれないし、相談してもきっとわかってもらえないんじゃないかっていう、そういう想像とかも母親の中にはあったんじゃないかな、っていうふうに思って。

川田:隔たりを結構小さい時から感じてたんですね。

井戸上:母親が病気になった時も、自分の中で抱え込むっていうことが良くも悪くも母親の強さになって出てしまっていて。

川田:自分で解決する?

井戸上:はい。そういう母親の状況を見た時に自分の 残りの人生の中で、母親が過ごしている期間の中でできることって何なんだろうみたいなことを初めて自分で問うタイミングがそこにあって、その時にちょうど大学の図書館をうろうろしてた時に、たまたま福祉のコーナーのところに「CODAの世界」っていう本を見つけて。

川田:コーダ? どんな字を書くんですか?

井戸上:「Children Of Deaf Adult」の頭文字からCODA。耳の聞こえない両親から生まれた、聞こえる子供をCODAとアメリカでは総称されていて、僕は図書館のその本を見つけて初めてその言葉を知ったんですよ。読んでると、この日本の中にも2万人ぐらいいると書いていて、「CODAあるある」みたいなのがたくさん載っていて。例えば、幼少期の頃に親戚が集まる会に行くと必ず通訳をするとか、電話担当は基本的に自分の仕事だみたいなこととか、自分の体験と重なるようなことがすごくそこには書いてあって、自分の取扱説明書みたいなのがここにあるぞっていう。この本を読んでいた時に、もしかしたら何か聞こえない両親の文化と自分自身の聞こえる文化、この間でずっと過ごしてきたっていうことが、 何か社会の役に立つのかもしれないなとか、なんかそこに関わってみるっていうことがすごく面白そうだなっていうことを、初めてこう思えたタイミングが20歳ぐらいの時でした。

川田:それまでは周りの家庭との違いがわかんないとおっしゃってましたけど、自分の経験っていうのは他とは違うし、これを社会の福祉に変えることができると思ったんですね。それで今のお仕事をスタートされた?

井戸上:そこからまたちょっと何段階かステップがあったんですけど、その後も大学卒業してすぐに入った会社は、今のサイレントボイスではなくて。当時福祉とかのいろんな事業を全国で展開していた会社に入りました。聴覚障害領域の取り組みを何かしたいなと思って最初は入ったんですけど、実際、西日本の障害のある子どもたちが通う福祉施設とかを回るお仕事を最初させていただいた時に、中には契約者として30人子供がいる中で、一人だけ聞こえない子供がいるような施設とかも、僕がいる大阪の中でも結構な数ありまして。 で、そこでいる子どもたちが楽しそうに過ごしているのかなって思って、支援員の方の話を聞いていると、やっぱり他の子どもたちの輪にはなかなか入れていないですねっていう話があったりとか。

川田:お母さんが小さい時に家庭で感じてた寂しさを感じているってことですか?

井戸上:そうですね。そういった重なりみたいなものも、そこで出会う子どもたちから感じることは実際ありましたし、何よりも支援員の方がその聞こえない子供のことを何もわかってあげられなくて、私もどうしたらいいか困ってるっていう話があった時に、やっぱり社会の中にいろんな福祉資源というか社会資源がどんどん広がっているにもかかわらず、聞こえない、聞こえにくい子供の社会資源というのがなかなか足りていないんだなということを、実際に世の中の福祉のフィールドをいろいろ見ていく中で初めて知ったっていうことがきっかけで。 たまたま営業先に今のサイレントボイスという法人があり、ちょうど立ち上がった2年目ぐらいのタイミングでしたかね。

川田:それでジョインしようと?

井戸上:そうですね。サイレンボイスの代表も僕と同じ境遇で、両親2人ともろう者のCODA。初めてCODAの人と出会ったのが、今のうちの法人の代表なんです。

川田:それも嬉しかったですか?

井戸上:嬉しかった以上に驚いたというか、すごくなんだろうな、なんかしびれるような感覚と言いますか。ああ、こういう経験が生きている中であるんだみたいな。

川田:この境遇はもう自分だけだと思ってた?

井戸上:他者と何か共有できるものでもないのかなっていう感覚はずっとあったので、そこを共有できた時に初めて自分の経験が還元されるフィールドっていうのがもう少し別のところに、もっとコアなところにあるんじゃないのかなって。

川田:確かに聴覚、耳が聞こえない方のケアももちろんだけど、耳が聞こえる方にもそういった想像力を持ってもらうような試みをされてるってお話しされたじゃないですか。それは最初はちょっとピンと来てなかったですけど、今、その意味がすごくわかりました。他人、他の国ぐらい感じるような隔たりを感じた人たちに橋をかけるっていうお仕事されているってことですね。

井戸上:そうですね。事業としてはそういう受け取り方をしていただくことも多いんですけど、私自身の感覚というか関心としては、やはり幼少期の頃から、やっぱり両親と共に過ごす空間の中で、すごい面白かったんですよね、その世界が。だから今、福祉の事業とかもNPOではやってるんですけど、聞こえない人たちを助けてあげようとか支援してあげようとか、そういう気持ちでやってるというよりかは、やっぱり音のない世界で生きている人だから見ている世界があるし、それがやっぱり尊重されるべきだし、そこにしかない面白さがあるっていうこと。幼少期の体験の中で自分の中にもそれが残っているので、それをより多くの人にどういうふうに伝えたら共有できるのかなっていう気持ちで株式会社の取り組み自体はやっている部分が大きいですね。

川田:面白い。音のない世界の魅力。価値。 ちょっとこれ、次回伺ってもいいですか? いや、気になる。この時間はNPO法人サイレントボイス事務局長の井戸上勝一さんにお話を伺いました。次回もぜひよろしくお願いします。

井戸上:よろしくお願いします。

川田:川田一輝がお送りしてきた「OTOGIKI LAB.」第14回、いかがだったでしょうか。これ正直ね、想定の時間オーバーしてます。けど、まだ第1回、次回も続きます。こういう体験されている方って、「自分自身が特別な体験をしている。他の人と違う」ってことが、意外とわからないんだなって思ったんです。これすごくいい意味で、僕自身も自分の中で見えない自分とか、そういうふうに思ってたんだみたいな、思い返すことがたくさんありました。 次回はさらに深掘りをしていきたいと思います。もう必ず僕断言します。次回も合わせて聞くことで、あなたの世界が2倍、3倍広がります。そして、あなたが今悩んでいることの解決策のヒントもきっと見えてくると思います。ということで、次回もお楽しみに。

この番組ではサポートしてくださる企業様を大募集しています。

番組を聞いて少しでも興味を持っていただいた方は、音聞と何か一緒にできないかなと思ってくれた方は、こちらまでお気軽にご連絡ください。

info@otogiki.comまでお待ちしています。それでは、第14回の研究は終了といたします。「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」お相手は川田一輝でした。


川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」音の実験室へようこそ。

川田一輝です。前回、一般社団法人MUSIBITOの野口純一さんにお越しいただいて、茨城県の結城市で行われている音楽フェスのことを聞きました。今週も登場していただきます。

いや、音聞チームでも話してたんですよ。将来住むとこってどこがいいんやろうねって。結城市の話を聞けば聞くほど、めちゃくちゃ住みたくなりましたよね。小京都で古民家があって、お水がおいしいから食べ物とか飲み物とかお酒とか味噌も美味しいし、サウナの水風呂もすごく気持ちいいんだよ、なんて話をこそっと教えてくれたりして。

僕はでも、ここ住みたいなっていうのがあるんです。広島に住みたいんですよ、将来。広島の新幹線の三原駅から、呉ですね、ヤマトミュージアムがあるあそこの呉線っていう電車があるんですけど、そこの車窓がめちゃくちゃ好きなんです。もうほんとに海の音が聞こえてきそうなぐらい海の真横を走る電車で、車窓からの景色なんかイメージは、「千と千尋の神隠し」で海の上走る電車あったじゃないですか、バスか。あんな感じなんですよね。僕はもう毎日釣りして、毎日海見て、起きて、毎日温泉入るっていうのが老後の夢なんで、広島いいよなっていうのも思いました。

今、魚のお兄さんとして、全国いろんなところの海を見てますけど、海って1つ1つ音が違うんでね。瀬戸内海だったら島々が近いから鳥の鳴き声がしたり船の汽笛がしたり、あと太平洋側に行ったら、波が1つ1つ大きいからどんどんと和太鼓みたいな波が砕ける音したり。北の日本海に行くと、風もすごいからフワーホーと。岩にぶつかる波がパシャーンパシャーンって、オーケストラのフィナーレで、シンバルをパシャーンバシャン叩くみたいな。そういった海の表情とか、海の音も違ったりして、将来どんなとこ住むのがいいんやろなっていうことを思ったりもしました。

今日もそんな結城市、野口さんの取り組みについて聞いていきたいと思います。

それでは「OTOGIKI LAB.」音の実験室、今日もスタートです。

さあ、この時間、ゲストをお迎えしています。前回に続きまして、一般社団法人MUSIBITOの野口純一さんです。よろしくお願いします。

それにしても、この結城サブレ、美味しいですね。病み付きの味になって。桑の葉が入ってるんですよね。

野口:葉っぱのパウダーが練り込んであって。

川田:他にも名物ってあるんですか?

野口:結城はご当地菓子のゆで饅頭。

川田:饅頭、茹でてるんですか。白玉みたいな?

野口:そのまんま生地を茹でて、どぼんとお湯の中にくぐらせて食べるっていう感じなんですけど。そもそも結城の殿様が疫病が流行った時には、疫病よけで民衆に振る舞ったっていうのがスタートらしくて。それから結城の人たちは夏祭りの時期になると、お神輿の時期に家庭で茹で饅頭作って。

川田:家庭で作る?

野口:そう、息災祈願して食べる。それを食べると1年

川田:健康でいられるよと?

野口:っていう。そういうお饅頭が結城にある。最近は和菓子屋さんに結構あって、家であんまり作らなくなったんで。多分茹でてるんで、あんまり日持ちがしない。

川田:なるほど。じゃあこれは結城に行って食べるというね。さすが。

前回は、いろんな野口さんの音楽のルーツ、ヒップホップからクラブDJをやってっていうお話と、イベントをされてるのが結城市というお話でした。茨城の一番西の町、結城市でされている街中音楽「結いのおと」。改めてどんなイベントか教えていただいていいですか?

野口:この「結いのおと」の一番の特徴は、結城市の歴史的な資源ですね。歴史と文化が息づく結城の固有の文化資源である神社だったり、お寺さんだったりとか。あとは、酒蔵。結城紬の産地問屋とか。そういった空間をライブステージとして活用するとこでして、より体験価値の高い、ライブサーキットの音楽祭として、回を重ねるごとに話題となってます。

川田:もう10年?

野口:そうですね。

川田:僕の知ってるTENDREが浴衣姿で。

野口:2回ほどもう来てもらって、バンドセットでも。結城紬をすごい好きでいてくれて、2回ともぜひ着させてほしいみたいな。

川田:僕の同級生のtofubeatsも行ったりと、結構いろんなアーティストが、ヒップホップとか、シンガーソングライターの眞名子 新くんとか、いい意味でごちゃ混ぜ。

野口:そうですね。ジャンルはすごく多岐に渡ってて。それがまた多世代の交流っていうことで、すごくいい意味でこの町の人たちの新しい価値観を生むような。その舞台が結城の街中っていうことで、その地域の人々の生活感だったりとか。

川田:実際に住んでらっしゃる方も周りにいて、そこの中で、街中音楽祭。第1回立ち上げ、相当大変だったんじゃないかなって。

野口:でもね、1回目から今のような割とでかくやってたわけじゃなくて。

川田:まずはスモールスタートで?

野口:おっしゃる通りで、アコースティックの弾き語りみたいなところから始まって、ステージを見てもらった人たちにこういう規模感でやりたいっていうところ、ちょっとずつ大きくしてって。今ではお寺でヒップアップできるようになりました。

川田:かっこいいな。この10年続けてきて、すごい嬉しかった瞬間とかありますか?

野口:1回目の放送で言ったと思うんですけど、過去にもクレームの電話をいただいたことがあったんですけど、なんとかしてくれって言われて。その方と何度かお話をして、色々代替案を提案をさせていただいたんですけど、ふと、この人ってまだ「結いのおと」にいらしたことはないんだなってことで。要は近所の方なんで、ぜひ次回はお友達と「結いのおと」に参加してくださいっていうことで、ご招待させていただいたんですよね。そしたら去年、色々うるさいと言ってお叱りを受けた方が、すごく楽しかったって言ってくれて。でね、お礼に花束くれたんすよ。1年前はクレームをくれた方が、やっぱりしっかり向き合ってみることで、感謝していただけるような立場になるっていうのは、とても嬉しかったし、すごく良い経験値にもなったなと。

川田:単純にそのライブが楽しかったからっていうよりかは、どちらかというと、その思いに共感したみたいな?

野口:やっぱり内側だったり、「結いのおと」から実際に体感して感じる空気感、温度感だったりとかっていうのも多分分かってくれました。

演者さんがこのイベントに対してリスペクトしてくれて、結構MCでも「素敵なところでやらせていただけるなんてすごい」とかね。「また来年も呼んでほしいから、綺麗に使ってみんなでぜひ来年もこのイベント続けてもらおう」とか。温度感のあるところは、やっぱり参加すると伝わるとこがあったんじゃないかなっていう風に思ってるんですね。

川田:自分たちの街に若い兄ちゃんたちがやってきて、わあわあ騒いでゴミだらけで帰るんじゃないかみたいなイメージがあったけども、実際はほんとに第一線で活躍してるアーティストの皆さんが、自分たちの街にリスペクト持ってくれて好きだって言ってもらったら、やっぱ嬉しい。

野口:だから結城を離れちゃった若い人たちも、結構友達連れて「俺の街ですげえ最高の音楽フェスやってっから行こうぜ」みたいな感じで来てくれて、案内してくれたりとか。

川田:僕、神戸でラジオやってるんですけど、神戸の塩屋、旧グッゲンハイム邸っていう、そこも1個音楽イベントをやっているんですけど、あそこの上の方の町って急斜面に結構家がたくさん建ってて、そこに引っ越してきた人たちの中に、子供たちが遊ぶ公園がないからっていうので、土地の半分に家建てて半分を公園と図書館にした人がいるんですよ。デザイナーのご夫婦で。で、その人たち、なんで自分たちの土地でそんなことしたんですか、って言ったら、やっぱりこの街が楽しかったって記憶がないと将来戻ってきてくれないから。戻ってこないと、家はどんどんボロボロになって、修繕もしてくれないし、インフラも整わなくなってくるから、自分たちが住んでるこの街を大切にしていきたいって言ってて。今のお話は一緒だなっていう風に思いました。

野口:自分たちで住んでる街を豊かにすることで次に繋がる、バトンになると思うんで、「結いのおと」もぜひそういうきっかけになって、バトンになって、また次の世代が「結いのおと」ではない違う取り組みだったり事業だったり、その町の良さっていうのをしっかり感じて繋いでいける渡し役としてなってほしい。

川田:「OTOGIKI LAB.」っていろんなゲストの方が来られて、その皆さんがお話とともに、すごい温かい言葉のプレゼントもしてくださってるんです。この番組、「音のバリアフリー」だって話をしてくださった方もいて、我々は今までは耳が聞こえる人、聞こえにくい人、そういった人たちでも同じ楽しさで楽しめる環境をと思ってしてきましたけど、もしかしたらそのバリアフリーって、地方と都市とを結ぶバリアフリーっていうのもあるのかもなって思いました。音をきっかけに普段は行かない町に行くとか。

野口:「結いのおと」っていうのがハードルを取っ払うものになって。

川田:確かに茨城って関西人が一番行くモチベーションがわきにくいって言ったら失礼ですが、茨城の方、聞いてたらごめんなさい。大洗水族館にしか行ったことないので。でもすごくいいなっていう、地方創生の一つの可能性も感じました。

色んな会場があると、音作りとかもすごい難しいんじゃないかな。

野口:やっぱそこは音響さんと色々話し合って、蔵の街、蔵造りの建物は結構反響が良かったりするんで、逆に割とやりやすいんすけど、お寺さんの本堂なんかは、結構柱があったり。そういった部分は結構苦労されてるみたいなんで。事前にリハーサルやったりとか色々環境を考えながらやってもらってますね。

川田:自分たちの街に友達呼んでくるってありましたけど、家族連れでも来たりもするんですか?

野口:ファミリー層は結構いらしてくれてるんで。フェス協会のイヤーマフとかももうずっと毎年、ここ最近は。

川田:子供たちが耳にダメージ受けないようにやってるんですね。

他に「結いのおと」ならではのフェスの工夫とかってあったりしますか。

野口:やっぱり結城って街中音楽祭って言って、ライブサーキット型の音楽フェスですけど、街並みがコンパクトなんですね。だから動線だったり、どういう風に結城の良さを体感してもらえるかなっていうことで、回る順番じゃないですけど、こういう風に回ってもらったら、より結城の良さがわかるよっていうところで、動線のマップを作ったりとか。ワークショップをやったりとか。

川田:ワークショップってどんな?

野口:お寺さんがあるんで、座禅体験やったりとか。

川田:そんなのもできるんですか? 面白い。

野口:あとは一文字写経じゃないすけど、般若心経の文字を一文字ずつ皆さんで繋げてってお経をちゃんと作ろうみたいな。その文字一つにちゃんと意味があるんで、自分たちがなんでこの文字を選んだかていうことで。ある女の子は仏っていう字を選んで、戦争がない平和な時代になりますようにっていう風に思いを書いて、その文字を選んだっていうことで、そういうのをみんなで繋げてって。

川田:音だけじゃなく、いろんな出会いとか気づきがありそう。

野口:何かフックになって、結城の深い文化だったり体験だったり、あとは結城の地域資源を使った新しいメニューを開発したりとか。

川田:僕、ちょっと考えたんですよ。桑チューハイ。

野口:いいですね! 緑茶ハイみたいな?

川田:採用ですか(笑) 緑茶ハイみたいな、桑が意外と抹茶みたいな、お茶のいい香りがするんですよね。この葉っぱのいい香りって、甘いのいいわっていうプレーンチューハイとか飲む人にいいんじゃないかなって。

野口:ありですね。いただいていいですか?

川田:どうぞ。確実に結城に行ったとき、僕それご馳走してもらいますけど、飲み放題ということで。

一般社団法人MUSIBITOっていうお名前も、今のお話聞いてすごいしっくりきたのは、音、町、人、いろんなとこを結んでいってらっしゃる方なんだなって思いました。今後なんかこういうことしてみたいとかありますか。

野口:音聞プロジェクトっていうところで関わりを持たせてもらってるんで、多様な聞き方の提示として、サイレントディスコ形式でやってみたりとか。

川田:サイレントディスコっていうのは、ヘッドホン付けて? あれ、いいですよね。

野口:そういうのをやったり、字幕付きの配信だったり手話通訳を組み合わせて多様な聞こえ方のワークショップなんかもやったりとか。あとは、少し離れててもライブを楽しめる空間をあらかじめ設計した「音の安心ゾーン」をエリアの中に設けたり、その聞こえの違いを前提にデザインされたフェスなんかにチャレンジできたら、結構自分に合った音の楽しみ方を選べるっていう、そういう安心感もあるフェスにしていったらいいかな。

川田:なるほど。街中音楽祭だからこそ、いろんな選択肢が多いっていうのはいいですね。

僕、今1歳の息子がいるんですけど。子供が生まれて良かったことがめちゃくちゃある中で、子供がいることで行けなくなった場所もめちゃくちゃあるなって。妻か僕どちらかが確実にカウンターだけの焼肉屋さんとか行けないとかね。それこそライブフェスに一緒に行くにはまだちょっと辛いとかなっても、街中だったら「ちょっと今からチンさん見てくるわ」みたいな。

野口:いい距離感、お互いの距離感を、音の距離感という意味で取れると思うんで、そういう利点をこの「結いのおと」が作っていって、聞こえ方だったり聞き方を提案できたら、すごくいいなという風に思いましたね。

川田:すごい。今日はいろんな可能性を感じました。

野口:ありがとうございます。

川田:個人的には、地方創生って結構キーワードで。僕は魚とか海が大好きなんで、いろんな港町に行くんですよ。例えば、和歌山の那智勝浦とか、学生時代は広島の橋がかかってない、船でしか行けない大崎上島っていう、みかんとかが有名な島があるんですけど、やっぱりすごい素敵な人たちがいる中で、どうしても人口が減っていったり、町の薬局屋さんがなくなったよとか、そういうニュースを聞いてくと、何かできないかなってやっぱ思うんですよね。

で、それをやるためには、やっぱその地に根差すこととか、おっしゃったみたいな、その地域に本当に住まわれてる方たちとの対話っていうこともありながら、音楽っていうキーワードで、そういったバリアフリーを作れるんだなっていうのを知れたのが、今日よかったです。

野口:よかったです。ありがとうございます。

川田:ぜひ、またイベント遊びに行かしてください。「OTOGIKI LAB.」で行って、いろんなアーティストにインタビューするみたいなのもいいいですね。

野口:「結いのおと」の良さって、アーティストさんの滞在時間、長いんすよ。

川田:行ってすぐ帰るじゃない?

野口:じゃないです。もう割と終わった後、一泊される方もいるんですよ。

2日間やってるイベントにあえて1泊されて、次の日はもうお客さんとして普通に楽しんでもらって、みたいな。あとは呼んでないのに来てくれる(笑) 去年出た人が今年はお客さんとして来てくれて、じゃあぜひ一緒に飲みに行こうよとか(笑)

「結いのおと」の緩やかな独特の空気感をすごく楽しんでいただけるってのもありがたいなと思って。

川田:僕もそうですし、これ聞いてる人もみんな結城市ちょっと好きになってますね。

野口:嬉しいっすね。出てよかったです。

川田:行きたいなと思いました。

いろんなフェスがたくさんある中で、その血の通い方みたいなのがほんとにオンリーワンなんだなっていうのを感じました。ぜひとも「OTOGIKI LAB.」とも、これからどうぞよろしくお願いいたします。

2週にわたってお話伺わせていただきました。この時間のゲストは一般社団法人MUSIBITOの野口純一さんでした。

ありがとうございました。

さあ、川田一輝がお送りしてきた「OTOGIKI LAB.」第13回、いかがだったでしょうか。

もうシンプルに言ったら「結いのおと」行きたくなりましたね。

そこでしか見られないもの、食べられないもの、そしてそこに流れてる町の空気っていうのを感じたいなっていうのを思いました。何より桑の葉が美味しかったのも印象的でした。

皆さんもぜひ足を運んでみてください。

それでは、第13回「OTOGIKI LAB.」研究は終了といたします。

「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」また次回お会いいたしましょう。

お相手は川田一輝でした。



川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」音の実験室へようこそ。

川田一輝です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

僕ね、1歳の息子がいるんですけど、息子との日々が毎日すごい新鮮で。多分これ、誰に聞いても覚えてないと思うんですけど、人生初ブームみたいなのを目の当たりにしてくんですよ。

自分の人生で最初にハマったもんって覚えてます? 僕は覚えてないんですけど、うちの1歳の息子は、アンパンマンとかミッキーマウスとかを差し置いて、掃除機にはまってるんですよ。ずっと掃除機触らせろって言って、ブーンブーンって言って、ずっと掃除機で遊んでて。でも、すごいのは、そういう子が多いのか、掃除機のダイソンから、おもちゃのダイソンって出てるんですよ、ちょっとだけ吸えるやつ。それをおばあちゃんに買ってもらって、ブーンブーンって言いながら、その先っちょのノズルとかを一生懸命カチャカチャ変えて変形ロボみたいにして遊んでるんですよね。ブンブンブンブンつって。

で、最近気づいたのが、うちの子、音の鳴らないものはあんまはまらないんですよ。ピッピって言って、リモコン貸せって言うんですけど、テレビのリモコン渡しても違うって言うんですよ。じゃなくて、ピッて大きい音がするクーラーのリモコンを触らせろって言うんですよね。だから、確かに掃除機とかリモコンとか、あと仏壇のおりんとかね、もう爆鳴らしするんですけど、やっぱり人間の根本的なところに音っていうのがあるのかな。音を鳴らして楽しいっていう、認知するのは視覚、目だけども、愛着持つのは音なのかなっていうのを最近思いました。

ということで、この「OTOGIKI LAB.」音の話を今日も深めていきます。

それでは今日も実験スタートです。




さあ、この時間、ゲストの方をお迎えしています。

一般社団法人MUSUBITOの野口純一さんです。よろしくお願いします。

野口:よろしくお願いします。

川田:野口さんは今日茨城から、わざわざ大阪に来ていただいて、このために。

野口:呼んでいただいてありがとうございます。

川田:僕ね、この前ちょっとinstagram拝見しまして、めっちゃ寄り道してるなって、万博行ってるなと思って(笑)

野口:やっぱね、大阪行ったらこの時期、万博行かないと。セネガルとか、バングラデシュのパビリオンだけちょっとチラ見して。噂になってるインドネシアの入口のお兄ちゃんを見て来ました。

川田:なるほど。ちょっと1杯飲みながら?

野口:そうですね、確かに。それも見てるんですね(笑)

川田:instagramでビール飲んでるなと思いながら。

今ちょうど調子がいい感じということで、よろしくお願いします。

改めて野口さん、簡単にどんなことをされてるかっていう自己紹介お願いしてもいいですか?

野口:改めまして一般社団法人MUSUBITOの代表をしております野口と申します。

普段は茨城県の結城市というところで商工会議所の職員をしております。その結城市で「結いのおと」という音楽フェスを主催しておりまして、この「結いのおと」がきっかけになって、前回この「OTOGIKI LAB.」にも出演された菊地さんが会長をしているNPO法人の日本ミュージックフェスティバル協会の理事なんかやっております。

川田:イヤーマフのこととかお話いただいて。子供たちが強い音を浴びてしまったら、ちょっと耳がダメージ受けちゃうっていうので耳当てみたいなのがあるよって話があったんですが。

そういった繋がりもあって。この番組「OTOGIKI」についてもすごくサポートしていただいてありがとうございます。その野口さんのされているMUSUBITOについて、そして「結いのおと」について、色々と今日伺っていきたいんですけども、まずそういった音楽フェスを主催されてる野口さんがどんな人かっていうの聞いたいんですけど、そもそも音楽はずっと好きだったんですか。

野口:そうですね。もう昔から音楽好きで、高校生の時は割と90年代のヒップホップを聞いていてDJやったりとか。

川田:クラブのDJも?

野口:そうですね。

川田:だから「結いのおと」でも鎮座DOPENESSさんとか、結構ヒップホップカルチャーを感じるような?

野口:割とそういうクラブカルチャーからヒップホップやってますね。

川田:自分の人生を変えた1曲ってありますか?

野口:そうですね、自分、楽器ができないんで、逆にトラックメーカーの方が結構好きで、デジタル音楽作ったりとか。

川田:トラックメーカーというのはパソコンとかで自分で音楽を作る人ですよね?

野口:そういうデジタルから音楽を創造していくミュージシャンに強い憧れがありまして。その中でEVISBEATSさんっていう関西方面で活躍されているトラックメーカーさんいるんですけど、「いい時間」という曲がありまして、あれ大好きですね。

川田:ちょっとチルな感じの。

元々ヒップホップって、僕は誰かの影響で聞くようになるもんだと思っていて、普通に生きてたらあんまり通らないというか、Jポップとかはあっても。僕は友達のお兄ちゃんにはヒップホップ教えてもらって。当時PSGはすごい高校生の時好きで、同級生にtofubeatsくんがいて。

野口:tofubeatsさんも「結いのおと」で何度もお世話になってて。

川田:僕はそういうルーツがあるんですけど、なんかそういった影響を受けた人が身の回りにいたんですか。

野口:高校の時に、イベントでDJを先輩がやってたのがきっかけで、ターンテーブルをお年玉で買いに行くっていうんで、秋葉原の電気街まで茨城から行って。普通ターンテーブルって2台じゃないですか。あれ1台、当時TechnicsのSL-1200が5万円ぐらいするんすよね。

川田:5万+5万の10万円?

野口:で、1台しか買えなくて。家にあったプレーヤーを無理やり2台つないで、片方はスクラッチできないという(笑)

野口:そこでしばらくしのいで、そういう思いをしながら、ようやくお金を貯めて2台作って、先輩に色々レコードを教えてもらったりして。そういうルーツもありますね。

川田:いいルーツですね。なんかワクワクするというか。

でも、音楽を楽しむ側から今度仕事にしようっていう風になったきっかけはあるんですか。

野口:元々自分は生抜きの商工会議所の職員ではなくて、東京で大学卒業して、東京のアパレル企業に、ファッション業界にいたんすよ。

川田:なんか今日も可愛いTシャツを着て、「ラザニアスパゲッティ」ってお腹すく(笑)

野口:ファッションっていうところにすごく興味があって、そのままお仕事にしてアパレル企業にいたんですけど、ライフスタイル見直したくて、転職を機に茨城にUターンして帰ってきて。転職先がなんと結城の商工会議所という全く畑違いの場所だったんですけど、商工会議所って地域の総合経済団体なんで、地域にどっぷり向き合うことになって、その地方都市が抱えている地域課題に結構直面したんですよね。それって何かというと、その町が高齢化してて、世代交代、いわゆる新陳代謝ができてないっていうところで。若年層が受け入れられないなっていう環境が悪循環になってるんですよ。その公的な立場から、なんかできないかなっていうことで、結いプロジェクトというMUSUBITOの前身となるボランティア団体を立ち上げて、2010年に。そこで地域の人たちを巻き込みながら、自分たちらしい活動をしたいということで自分の好きな音楽を起点にして。歴史と文化が息づく町なんですけど、その結城市を舞台にした回遊型の音楽イベントっていうことで、それが音楽祭の・・・

川田:「結いのおと」! そもそも結城市って、僕、伺ったことないんですけど、地図で見たら茨城県の限りなく栃木寄りというか。

野口:最西端ですね。

川田:どんな町なんですか?

野口:城下町なんですよ。元々18代結城家、歴史のある町なんで、蔵造りの建物が日本でも3番目に多い。歴史と文化の町並みが最大の特徴かな。

で、あとは何より結城紬。絹織物で、2011年かな、ヨネスコの無形文化遺産にも登録されて世界の絹織物となって。結構そういったところも有名で、もう着物テイストな町ですね。

川田:イメージは小京都とというか。きょうもお土産を買ってきていただいてね。これもね、渋い。和菓子のサブレですか。

野口:桑の葉のサブレなんすよ。

川田:桑の葉。あんまり聞かないですね。

野口:結城紬の原料となるシルク、繭ですよね。桑畑が結構あって、それをパウダー状にして生地に練りこんだもの。

川田:せっかくだから頂こう。 ほんとですね、緑がかってますね。いただきます!

野口:どうですか?

川田:サクサクで美味しい。なんか抹茶っぽい。

野口:ほろ苦さがアクセントになってて。鎌倉にある某サブレとはまたちょっと違って、甘さが控えめであって。

川田:これ言われなかったら桑ってわかんないかもしれない。桑って美味しいんですね。

野口:結構、栄養価も高くて。あとは桑の実ですね。横文字で言うとマルベリー。それもジャムで。

川田:え、桑の実ってジャムになるんですか。

野口:なります。桑の実のジャムとか

川田:ベリーっていうことは、ブルーベリーみたいな?

野口:そうそうそう。

川田:アントシアニンみたいな?

野口:割と地元の養蚕農家さんたちは、もちろん蚕もそうですけど、こういった形で。

川田:なるほど。じゃあ、結構和菓子のお店とかもたくさんあるんですね。

野口:そうですね。お寺さんが結構、結城にはまだ残ってるんで。そういうとこでまだ需要があるっていうことで。和菓子業界は世代交代がちゃんとできて、何代目とか。

川田:そもそも野口さんは、茨城の結城ご出身なんですか?

野口:実は違うんですよ。

川田:ここまで来て違うんですね! こんなに話してるから「わが町結城」かと思ったら(笑)

野口:隣の町、古河市っていうんですけど。たまたま転職したところが、結城だったっていう。

川田:じゃ、ちょっとある意味、茨城に対しては愛着とか思い入れもあるけども、ちょっと客観的に見られるとか?

野口:そうですね。逆にね、そういったところが自分の視点としても、強みなのかなっていう風に思って。結城の良さっていうのが客観的に見えるから、それを内側の人たちと町の潜在的な魅力に新しい価値観を付与できるような、そういう取り組みができたのかなっていう風に思ってます。

川田:なるほど。音楽、ヒップホップとかクラブミュージックルーツで、UターンIターンっていうんですかね、帰ってきて茨城でまた街に賑わいをっていうイベントで「結いのおと」ができましたと。でもこれ、簡単にはできないですよね。

野口:そうですね。

川田:難しいですよね、やっぱり。

野口:10年以上「結いのおと」を開催してるんですけど、やっぱり当然ね、音楽ライブなわけですから、その音を鳴らすっていうのを街中で開催するっていうのは・・・

川田:結構ハレーションというかね。

野口:そうですね。

川田:「そんなうるさいのは、うちは結構じゃ」みたいなのありそうです。

野口:だから地域の人たちに一緒になってイベントの運営とか、立て付けの段階から関わってもらってるんで、割と当然参戦してもらってる、応援してくれる人たちが強いんですけど、中にはクレームじゃないですけど、お叱りだったりとかご助言をいただくこともあるんですけど、でもそういう人たちとね、やっぱりちゃんと膝を突き合わせて話すことで、自分たちがどういう目的でやってるか。単なる賑やかしでやってるってわけじゃなくて。

川田:若者の単発花火ではなく、思いがあってと。

野口:やっぱりね、ここで多様性の醸成だったりとか、若い人たちがまたもう一度、結城から離れちゃった、首都圏に出てきちゃった若者が町と関わるきっかけが、この「結いのおと」にもあるんじゃないかっていうことで。実際にね、例えばマーケットなんかもあるじゃないですか。音楽を彩るような、例えばご飯屋さんとか、フェス飯みたいなもので関わってくれた人が、結城の街中の空き店舗とかに、実際に回遊イベントなんで出てもらったりするんで、それで結城の良さを体感して商売の道を感じて、新しい担い手になってるんですよ。

川田:そこにお店構えて?

野口:結城にお店を構えてるくれてる人たちが何店舗かある。

川田:え! 何店舗もあるんですか。

野口:もう十数店舗できてますよ。皆さん、「結いのおと」の出店者さんたち。

川田:それってすごいですよね。ファーストステップとしては、まずは結城市に行くっていうとこだけでも、もう拍手というかねえ。でもそこから先に、そこで店を構えて、その都市に入っていくっていうのはね。素晴らしいイベントなんだろうなっていうのと同時に、やっぱ結城にも魅力があるんでしょう。

野口:やっぱり自分もね、手前味噌ですけど、結城の良さっていうのはすごくわかってるというか。

川田:この「結いのおと」、すごい気になったんで、今日も調べさせてもらったら、井上苑子さんが紹介してたタコスがすごい美味しそうで。僕のイメージでは、小京都の結城市でみんな和装で歌ったりとか、それこそ和菓子とかかき氷とか食べんのかなと思ったら、タコスとかもあるんで、バーガーとかめちゃくちゃ楽しそうだなって。

でも、10年続けてこられた中にはきっとドラマもたくさんあると思うので。この番組 「OTOGIKI LAB.」では 音についても伺っていきたいので、ここで前半終了として次回詳しく「結いのおと」について聞かせてください。

野口:よろしくお願いします。

川田:この時間のゲストは一般社団法人MUSIBITOの野口純一さんでした。

次回もよろしくお願いします。

いや~、野口さんとのお話、楽しかったですね。

てっきりフェスのオーガナイザーが来られるって聞いて、髭のちょっと怪しい業界人みたいな人が来んのかなと思ったら、結構爽やかな短髪で日焼けをしてて、ニコッと笑った時にはちょっと目尻にシワが寄るような優しい感じで、でもバックボーンにはクラブDJもしてたりっていう、遊んだじゃないけども、そういうなんか余白の部分とかも感じたりして。多分、野口さんの人柄があるから、地域の人も音楽関係者もアーティストも、この人が言うんやったらやったろうかって思ったんやろうなと。MUSIBITOっていう一般社団法人でされてますけど、いろんな人を結んではる人なんやろうなっていうのを思いました。

でも気になるのは、その「結いのおと」という街中音楽祭です。

詳しくは次回聞いていきましょう。それでは第12回の研究は終了といたします。

「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」 お相手は川田一輝でした。また次回。

以上

小池:ラップ、散歩で聞かれますか?

菊池:そのような感じで、はい(笑)

小池:(笑)

川田:菊池さんは特等席で聞いていただきましょう。

菊池:また違う角度で聞かせていただければと思います。違うところから音を

小池:じゃあですね、えと、今度はあれです。アメリカのトラッドをやってみたいと思います。よいしょ、なんかね、おしゃべりモードから歌モードに変わる時がちょっと、

菊池:ここにいると。まずいですか?(笑)

小池:全く問題ありません(笑)

菊池:隣にいると歌いにくいかなと思って、ちょっと失礼だなと(笑)

小池:全然大丈夫です(笑)じゃぁ、「Jane, Jane(Peter, Paul and Mary 1965年発表)」というトラッドです。


~♪(演奏)


(拍手)


小池・タバティ:ありがとう

川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」公開収録は皆さま、いかがだったでしょうか?いや、なんか泣いてまいそうになりました。

菊池:素晴らしいですね~

川田:特等席の菊池さんはいかがでした?

菊池:素晴らしいですね。また聞き惚れてしまいましたよ

小池:こんなあの、30cmぐらいのところで、お客さんがいるのは初めてだったかもしれません(笑)

菊池:ですよね(笑)

川田:バイノーラルフェスおじさん(笑)

川田:いやでも、1日の最後にこの曲を聞いたら、なんかいろいろあったけど、今日もいい日やったなって思うなって思いましたね。

小池:それだったら嬉しい

菊池:僕ね、でもね、和三さんがすごいうらやましくて、うん。これ(バイノーラルマイク)で聞いてたんですよね。

和三:はい

川田:バイノーラルの録音で、ヘッドホンで和三さんが聞いていたと

菊池:横で見ながら、「うらやましい」なと

川田:いやいや、横30cmで聞いている菊池さんもすけどね(笑)

和三:左50cmにいて、もう正面1mぐらいのところに (笑)

川田:和三さんどうでした?ヘッドホンで聞いて、

和三:いやもう本当に泣きそうになりました

小池:恐縮です

川田:なんかこういった素敵な音楽が、どんなハンディがあっても・どんな環境にいても・どんな人であっても享受できる。それがなんか素晴らしい音聞-OTOGIKI-の未来じゃないかなっていうのを今日思いました。今日来ていただいた皆さんもいかがだったでしょうか。よかったらちょっとね、今日の感想なんかも聞けたらうれしいなあと思うんですけど、どなたかちょっと今日来て「こんな風に思ったよ」とか、質問でも結構です。よかったら、ちょっと今日の感想を教えてくださる方、いたらね。誰とも目が合わなくなりましたね(笑)

小池:感想を教えてもいい~よっていう人(笑)

川田:いいよ~っていう人(笑) 優しいね。保育園の先生みたいに言ってくれてますけどね(笑) じゃあ、最前列で楽しんでいただいているあちらの茶色いカーディガンのお姉さん、ちょっと聞いてみてもいいですか?今日のライブの感想でも結構です。ちょっとスタッフの方、前に1人来ていただいてもいいですかね。マイクパス、ちょっとお願いしてもいいですか?ありがとうございます。

来場者:はい。何も考えてなかったんで(笑)

川田:もちろんです。もちろんその通りです。

来場者:うん。普段ハミンバのライブには行かせていただいてて

小池:ありがとうございます。あ、そう一応「ハミンバ」っていう愛称で呼ばれてるんですよ

川田:注釈ありがとうございます(笑)

来場者:で、今日、この距離で歌を、あの正面の2人を目の前にいて、その音楽を生で聞くのと、こっちで聞くのと、どっちも楽しめる距離に来てたんですけど、このPodcastで聞いたときに、どんなふうに聞こえるのかなって楽しみが一個増えたんで、本番も楽しかったし、次聞けるのも楽しみだなと思って今日帰ろうと思ってます。ありがとうございました

(拍手)

川田・小池・タバティ:ありがとうございます。

川田:生で目の前で聞くっていう感動はライブならではですけど、それがさらに立体的になんか持って帰れるというか、聞いたらまた違う感動あるかもしれませんもんね。素敵な感想ありがとうございます。他にも質問も結構ですよ。なんか感想…よかったらね、無茶ぶりでごめんなさいなんですけど、ご家族で来てらっしゃる方、今日ちょっと感想を聞かせていただけたらうれしいんですけど

小池:ぜひお願いします

川田:あのお願いばっかり恐縮ですが、あのケーブルにも長さがございます。ご協力いただけましたら幸いです。あ、お子さんが答えてくれるのかな。今日どうだった?

来場者のお子様:わ!

川田:マイクチェックありがとう。聞こえてるよ。

来場者のお子様:楽しかった

川田:ありがとうね。ああ、さっきイヤーマフっていうのをつけてみた。さっき耳当てみたいなのをつけたかな。あれをつけてみたらどうだった。

来場者のお子様:うーん「あー」って大きい声聞こえた。

川田:「あー」って大きい声聞こえた?あ、あれ耳当てをつけていて「あー」って言った時、なんか聞こえ方が変わった?1回やってみようか。聞こえ方は変わりますか?

来場者のお子様:うん!

川田:(笑)変わったんだね。ということでちょっと翻訳をお母さんにしていただいていいですか?あ、お父さんにしていただきましょうかね。

来場者のお子様のお父さん:「聞こえ方変わった」って言うてました。

川田:言ってました(笑)お父さんはご家族で、今日ライブに来ていただきましたけど、今日のお話やライブを含めていかがでしたか?

来場者のお子様のお父さん:いや、もう本当に素敵な。あの歌声、ギターを弾けてですね、国宝級の歌声だなと思いながら、僕は聞いてましたので、はい。

小池:(笑)ありがとうございます

来場者のお子様のお父さん:今日は、はい。月曜日なので、癒されたので、ありがとうございます。明日から頑張ります

川田・小池:ありがとうございます

川田:またご家族でライブ来てください。ご家族のファンの方も多いんですかね。ライブに来られるのでしょうか。

小池:そうですね。割と小さいお子さん連れとか、新生児みたいな赤ちゃんが聞きに来てくれることも、しばしばで、はい。「胎教で聞いてました」とか、「出産の時にかけていました」とかという方が結構多くて、この間も「そうやって生まれた子供です」というファンレターをいただきました(笑)

川田:でも、やっぱりその子たちが大きくなって一緒にライブに来てくれたら嬉しいですよね。

小池:そうですね。なんかお腹で聞いていた時の思い出などを聞いてみたいですね。

川田:ハードルは高そうですけど、ライブや音楽というのは世代を超えて一緒に年を取っていけるというのは、すごい素敵だなと思いました。

小池:そうですね。

川田:他に感想や質問などはいかがでしょうか?よかったら、ここで思い浮かばなくても、SNSで「#おとぎき」とひらがなで書いていただきますと、Twitter・Xでも、Instagramでも結構です。それもPodcastの中で読ませていただきます。今日は完成形ではもちろんなくて、今日をスタートにみんなと一緒にこれから「あなたのための音」を、それぞれのための「バリアフリーな音」を考えていけたらと思います。ここに来てくださっているのはビューティフルハミングバードのファンの皆さん、音楽を実際にされているアーティストの方、そしてアーティストを応援している方、イベントを作っている方、フェスを作っている方、いろんな人たちが集まってくれました。みんながそれぞれ自分たちの持ち場でやることをやっていれば、もしかしたら今ない形で音の未来を形作っていけるかもしれないので、みんなで手をつないで「音聞-OTOGIKI-の未来」を作っていけたらなと思います。最後にビューティフルハミングバードの2人から今日の感想を教えてください。

小池:はい。あの、今日はもう「聞こえ方について考える」ということで、私自身もいろいろ耳の本を読んだりして、ちょっと「勉強しなくちゃ」という気持ちで結構、ガチガチになっていたところもあったんですけど、こうやって演奏したり、聞いていただいたり、またあの、いろんな録音の仕方でこの録ったものを聞いたりすることで、「学ぶ」というよりも、「体験」しながら、ものを「知り」ながら、「感じ」ながら、いろんな聞こえ方について身につけて、より「楽しく」、またより皆さんに「楽しんで」いただけるような音楽作りに活かしていけたらいいなと思います

川田:ありがとうございます。タバティさんはいかがでしょうか

タバティ:そうですね。まあ、23年ぐらい音楽をビューティフルハミングバードでやっているんですけど、まだまだ知らないことがいっぱいあるなと思って、こういったプロジェクトをきっかけに僕らもすごくいい「気づき」があったので、ぜひ一緒にこのプロジェクトとともに、いろいろ寄り添っていけたらなと思いました。

川田:はい。ありがとうございます。これからもアーティストの皆さん、そして音を届ける菊池さんのようなフェスを一緒に盛り上げてくださる方、作る方、そして我々楽しむ側も、一緒にこの音聞-OTOGIKI-というのを作っていけたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

川田:ビューティフルハミングバードの今後の予定についてはぜひSNSなどをチェックしてください。そして今日の模様は「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」としてアップされていきます。音聞-OTOGIKI-のホームページやSpotify、Apple musicなどをチェックしてください。今日は本当に初めての公開収録ということで、スタッフを含め、もう本当にドキドキしながらソワソワしながら、少年のようにみんなが目をキラキラさせて作ってきましたが、来ていただいた皆さん、今日は楽しんでいただけましたでしょうか?

(拍手)


川田:またこういった機会をこれからも作っていきますので、是非これからも一緒に参加して、音聞-OTOGIKI-の未来を作っていただけたらと思います。

ではお別れの時間です。「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」のお相手は川田一輝でした。そして、ビューティフルハミングバードの小池光子さん、そしてタバティさんに拍手をお願いします!

(拍手)

小池・タバティ:どうもありがとうございました。

(拍手)

川田:日本ミュージックフェスティバル協会会長の菊池 崇さんにも大きな拍手を!

菊池:ありがとうございました。

(拍手)

川田:そして、この会場に来ていただいた皆さんに大きな拍手を!

(拍手)

川田:また音の鳴る場所でお会いいたしましょう!ありがとうございました!

川田:さあ、それでは公開収録はまだまだ続きます。改めて、ここであの2人に帰ってきていただきましょう。ビューティフルハミングバードのお二人です!拍手でお迎えください!

(拍手)

小池:よろしくお願いします

川田:おかえりなさいませ。喉乾いてないですか?

小池:大丈夫です。

タバティ:でもなんかおいしそうですよね。菊池さんが飲んでいるのを見ると

小池:美味しそうに飲まれてて

菊池:すいません。途中で入ってきてしまい(笑)

川田:あの菊池さんのプチ情報ですが、ここに来る前にリハーサル中にサウナに入ってますから、福島で。

タバティ:仕上がってますね

菊池:はい。ちょっと早めに着いてしまったので、時間があったので、ちょっと、はい。楽しませていただきました(笑)

小池:最高ですね(笑)

川田:ゆっくり大阪の夜を楽しんでほしいなって思います。ここからですね、この4人でOTOGIKI LAB.の実験ですね、「音聞-OTOGIKI-エクスペリメント」、音の公開実験にお付き合いいただこうと思います。皆さんもずっと気になっていたこの謎の黒いマネキン、実はこれはあるものを録音しておりました。で、どういったものかというのは、まずサンプルから聞いてもらおうと思います。ここで1人のプロをご紹介いたしましょう。朝日放送テレビで音声をされています、和三さんです。よろしくお願いします。

和三:どうもよろしくお願いします。和三といいます。普段テレビの「音声さん」をやっていて、あまりこういうラジオ収録とか、そういうのはしたことないんですけども、まああのテレビの番組をやっている以外の時間何をしているかというと、私こういうちょっとした音に関するちょっと変わった技術をいろいろ試すのが好きでして、そういうのを試していって、いろいろテレビだったり、ラジオだったり、そういうのに使えないかなと日々こういうのをちょっとやっています。

川田:なるほど。それを皆さんには実際に聞いていただこうと思います。ビューティフルハミングバードのお2人と菊池さんにも、ちょっと聞いてリアクションしていただきたいなと思いますので、じゃあまずはですね「音」を出していただきましょうか。皆さんもお聞きください。

(波の音)

小池:これは…癒し音…

川田:これはタバティさん何の音ですか?

タバティ:これは…海ですかね。

和三:はいその通りです。こちらの方、まあ。私、阪神キャンプの仕事もしてまして、そのオフ日にちょっといい海があったので録りに行こうかなって、ちょっと音を録りに

川田:ちなみにサーフィンが趣味だそうです。

和三:ということで、次は同じような海の音でも違う海の音を聞いていただきたいと思います。

(海の音)

川田:どんな海を思い浮かべますか?

小池:白い感じの…白波の…

和三:これは実際仕事で行った沖縄キャンプなんですけど、休みの日にサーフィンに行ってそのまま…

川田:それを仕事というんですか?(笑)

和三:でちゃんとお休みにさせていただいてまして、その時に録った音です。

小池:サーフボードと機材を持っていくってことですか?

和三:そうなんです。サーフボードは現地で借りたんですけど

小池:そっか

川田:今和三さんを掘り下げる時間じゃないですよ(笑)

小池:すみません気になって(笑) テレビの音声さんってだけでもワクワクしてる(笑)

川田:まだまだあるんですよね。

和三:はい。あとは、まあちょっとこれも癒しの音だとは思うんですが

(小鳥のさえずりやざわざわと風に揺れる木の音)

小池:いますね。今度は海じゃなくて山の方な感じですか

和三:そうですね。これも奈良県の吉野山の方でで取ってきた音で、5月頃なんでまだウグイスが鳴いている頃ですね。

小池:素敵

和三:あと同じ場所で5月頃だったんで雨降ってきたんで、こういう音も…

(雨音)

小池:あ~雨だれの音がします。

和三:こうやって、いろんな音、この自然の音って、すごく癒しの音だと思うんですけども

小池:素敵ですね。

和三:はい。実はですね、今この音、まあここの会場の方はちょっと感じられなかったかもしれませんですけど、これまたPodcastを聞いていただくとですね、実は立体に聞こえるように、録っているんです。実はこのマイクがそういうふうな、方式で取れるように作ったマイクです。

川田:はい。皆さんの目の前にあったこの謎のマネキンは実はマイクなんですよね。そうなんです。はい。どこにマイクがあるんですか?

和三:あの、後でまた前に来て見ていただいたらいいと思うんですけど、マネキンに実はシリコンの耳をつけてまして、で、その耳の中にマイクを入れているんですね。これはどういうものかというと、『バイノーラル録音』っていう。あの、1980年代後半から実はある技術で、ぶっちゃけると、耳ん中にマイクを仕込んで、その音をその人が聞いたら、じゃあ聞いたままの音を感じられるでしょ。っていうのはこのマイクの方式の、ぶっちゃけていうとそういうところなんですけども、なので、普通に音楽とか、いろんな普通のステレオで聞いていると、そんな立体的な音っていうふうに、左右のスピーカーとかイヤホンの中で、感じる音はあるとは思うんですけど、こういう方式でとると、もう頭全体で、録れるので、あの、立体的に音が聞こえるっていう

川田:右後ろから、拍手が聞こえたぞとか。前からギターの音が。ちょっと右の方では歌声がとか、そういうふうに聞こえるんですね。

和三:そういう風に聞こえます。こういう方式っていろいろあるんですけど、こういう古いこれなんかは私が自分で作ったマイクなんですけど、もともとこういうのを売っているやつもありまして、そういうのなんかすごく高価なんですね。高価なんで会社に買ってもらえないなら自分で作ろうかなって、

川田:ここからABCまで歩いて、5分もかからないで、そんな近いところで、悪口やめてほしいなと思うんですけども(笑) 実際今回はそういった音も聞かせてもらえるんですよね。

和三:はい、実はここにずっと置いていたっていうのにも理由がありまして。ビューティフルハミングバードさんの演奏、このマイクで録ったらどういうふうに聞こえるかっていうのをちょっと。録ってみたくて、ここにこうやって邪魔なんですけど、ちょっとマイクを置かせていただきました。先ほどのあの曲を収録したので、ここの会場の方は実際に立体的には聞こえないんですけども、ヘッドホンをしたら聞けるので、どなたか聞いていただいて。

川田:じゃぁ小池さん、聞いていただきましょうか。

小池:はい。いいですか

川田:会場の皆さんはPodcastで聞くのをお楽しみということで。じゃあ、菊池さんにも聞いていただきましょう

菊池:どっち右で左とかあるんですか?

和三:青い方が左です。あ、このテーブルが空いている方が左です。じゃあ、先ほどの曲をちょっと再生させていただきます

(先ほどのアニーローリーを再生)

小池:周り全部に音がありますね

川田:どうですか?

タバティ:僕がこの辺にいるんですよ

川田:どの辺ですか(笑)

タバティ:このへんなんですよ(笑)

川田:Podcastの人にもわかるようにしてください(笑)

小池:左前当たりにタバティがいるなって感じ

菊池:すごいですね。

小池:すごいですよね。

川田:菊池さん、どうですか?

菊池:これ、マイクは高いんですか?

和三:いえ、あのマネキンが589円です。シリコンの耳がちょっと高くて、2500円ぐらいですね。マイクを持って会社にある普段、テレビで使うピンマイク。それを仕込んでる感じですね

菊池:なんか頭の後ろの方から聞こえてきたり、光子さんの声が聞こえてきたり、ギターが違う方から聞こえてきたり、なんか自分の聞きたい方から聞こえてくるような気もするし、

小池:あーなんとなくわかります

菊池:なんか違う時にはこっちからというのも現れるし、よりクリアに聞こえる感じがしますね

和三:こういうので、録ると基本的にこの壁もいろんな音を反射したりとか吸収したりとか、そういうのがあるので、いろいろ位置も変わって聞こえることはあると思うんですけど、実際人間は目も見て聞いていると、その場所にその人がいるって感じて、そういう音を遮断したりするんです。

小池・菊池:あ~

和三:なのでそういう風に視覚がないとそう感じることもあるんです。

川田:お客さんがポカーンとなっているので、せっかくだったらこれを聞いてみてください。聞いてみたいよという人は、ちょっと手を挙げてもらっていいですか?今、ヘッドホンを渡して聞いてもらいましょうか。はい。聞いてみたい人は手を挙げて、はい。あ、じゃあ前のその女性の方

菊池:あんまりすごいとか前情報がない方がよかったですかね。(笑)

小池:そうかもしれない(笑)

川田:ちょっとお声も聞きたいので、マイクを向けていただいてもいいですかね。どうですか?

体験者1:(小さい声で)すごい…

川田:(笑) 声すごくちっちゃくなって「すごい!」って(笑)

体験者2:なんか囲まれている感じがします。

川田:聞いている2人が自分の世界に入っていて(笑) どうですか?聞いてみての感想は?

体験者1:音にハグってされている感じがしています。

川田:確かに。他にも聞いてみたい方はいらっしゃいますか?

小池:あ、どうぞどうぞ大丈夫です。

川田:関係者でもいいんですよ。あ関係者です。はい。どうぞどうぞ。

小池:ちなみにこのヘッドフォンはだいたいミュージシャンがレコーディングする時に

(アニーローリーがリピート再生され始める)

川田:よくあるやつですよね。ね。どうですか?

体験者3:まだ前奏だからわからん(笑)

一同:(笑)

川田:どうですか?

体験者3:奥行きを感じる感じで位置関係がわかるような。ボーカルが前に居て、小池さんが前にいて、ギターの方が後ろにいるというのが感じられるような音作りに感じました。

川田:前後の距離感がわかるくらい。

体験者3:そうそう。距離感がわかるくらいめちゃ響いてきれいな音です

川田:いかがでしたか?

体験者2:すごい立体感があって、ほんとにすぐそばで生で演奏されているような感じがしました。

川田:なんかこれを聞いていたら。通販番組みたいに欲しくなるんですけど、「いくらですか?」って(笑)

和三:このマイクは、まあまあ高いんです(笑)

菊池:これって、はい。Podcastでも再現できるんですか?

和三:Podcastだといけると思います。あのすごくあの回線が悪くて、ものすごく圧圧縮、ちょっとデータを小さくしたやつだとここまでの効果はないかもしれないですけど、普段のPodcastだと十分これは聞けるとおもいます。

菊池:AMラジオとかFMラジオでは難しいですか?

和三:えー…FMラジオだと多分ある程度の効果はあるかと。AMラジオだとちょっと技術的な問題で。方式の違いでこれをちゃんと再現できることは難しいと思います。

小池:じゃぁなんか新しいPodcastの楽しみって感じがしていいですね。

川田:Podcastだったら聞けるっていう話で、Podcastでよかったって言おうと思ったら、今スタッフから。「OTOGIKI LAB.」は地上波放送を目指しています。耳打ちが来ました。皆さん応援よろしくお願いします。

(拍手)

菊池:それだったらPodcastを聞く場合もヘッドホンだったり、イヤホンで聞いた方がいいってことですか?

和三:そうですね。スピーカーだと、多分スピーカー二つだと普通の音よりはちょっと広がって聞こえるんですけども、ちょっと後ろの方の感覚とかはちょっと出ないですね

川田:もうこの技術を踏まえて、ビューティフルハミングバードのお二人はどうですかね。これから音聞-OTOGIKI-というテーマでお送りしていますけど、音楽体験をこんなふうに活かせそうとか、なんかイメージ湧いたものとかありますか?

小池:なんか今聞いた感じだと、その。立体感とか臨場感とか、あとは包まれる感じっていうのは、割とライブに行ってこそ体感できるものの、「形容詞」という感じがするんですけど、例えばライブになかなか行けない人とかが、こういうふうな感じでお家で楽しむことができたりするのもいいなと思ったし、そういうのを体感して、「あ、じゃあこのライブだったら行ってみたいな」って思ってくれたりして実際にライブ会場で聞いてくれるというふうになると、すごくうれしいなと思いました。

川田:例えば入院して病院の中で行けなかったり、それこそ菊池さんみたいに楽しみにしてたライブ当日が盲腸だったり(笑)

小池:うん(笑)でもね、本当に実際に入院されてる方はラジオだとかPodcastだとかをすごく楽しみに過ごされている方がたくさんいるので

川田:よりリアルな、奥行きまでわかる音を届けることで、その人たちの音聞-OTOGIKI-体験を上げることもできるし、幸福度を上げることもできるかもしれない。タバティさんはいかがですかね。

タバティ:そうですね。もうほとんど一緒なんですけど、みたいな(笑) でも、やっぱりミュージシャンというと、CDを一生懸命作って発売するじゃないですか。で、聞いてもらいたくて作るんですけど、やっぱりライブの方が良いって言われることが多いんですよ。なんでか。一生懸命作ってるんですけど(笑) だからやっぱりこういう技術がいろんなところで使えて、届けることができれば僕らも

小池:ライブと音源のこのなだらかにつながる感じ

タバティ:なんかそれをすごく今期待していますね。

川田:この番組も「音のバリアフリー」を目指して、どういったものが実現可能なのかを、こういった配信だけじゃなくイベントなども含めて模索しているので、もしかしたらそのヒントがここに隠れているかもしれませんね。菊池さん、フェスにも取り入れられそうですか。

菊池:あの、昔というか、10年ぐらい前に「ボナルフェス」って、アメリカで今1番大きいと言われているフェスに行ったんですけれども。そこではヘッドホンだけで音楽を聴くエリアがあるんですよ。だから無音なんですよ。周りから見ると。あのダンスミュージックをガンガン踊ったり、そういうところで、そういうエリアも日本でも、なんかこう違う感じで隔絶される自分の世界にだけに入りたい人とか、なんかあってもいいかなという。楽しそうだなって思いましたね。

川田:昔、鳥取砂丘に真夜中行くと、鳥取砂丘周りは何もないので、宇宙と同じぐらい星見えるって聞いたことがあるんですよ。だから、そこでもしかするとそこで音を聞くと、宇宙でフェスを体感してるような気持ちになったりするんですかね。

菊池:それもあるでしょうね。

川田:可能性は無限大ですよね。こういったことをですね、今日いらっしゃる皆さん、Podcastを聞いていただいてる皆さんと共に、楽しくて面白くて、そして誰でも楽しめる音の未来を作っていけたらと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします。

では最後にビューティフルハミングバードから皆さんにここでまたライブを届けていただきたいんですけど、皆さん、よろしいでしょうか?

(拍手)

小池:ありがとうございます。

#09へ続く

川田:「ABCラジオPodcast OTOGIKI LAB.」公開収録、今日は(大阪)福島にあるPub SHOCKSからお届けしています。皆さん、楽しんでもらってますかー!?

(拍手)

川田:ありがとうございまーす!皆さんの拍手や声もふんだんに入れながら、その公開収録をPodcastも配信したいと思います。さあ、本日2組目のゲストをここでお呼びいたしましょう。日本ミュージックフェスティバル協会会長の菊池 崇さんです。拍手をどうぞ

(拍手)

川田:菊池さん、こちらのお席に座りください。菊池さん。もうハイボールをほぼ飲んでいるじゃないですか?

菊池:皆さんも、皆さんもお飲みくださいね(笑)

川田:(笑)はい。皆さんも一緒に楽しく飲んで、喋っていきましょう。よろしくお願いします

(拍手)

川田:じゃあ、実は僕も飲んでいいってことですか?

菊池:当然ですよ。

川田:いいですか?じゃあ、ちょっとPub SHOCKSの青木さん、すみません。あの、ハイボールを一つ、領収書はビューティフルハミングバードでお願いします(笑) すみません。

川田:さあ、ということでね、「OTOGIKI LAB.」Podcastでは前回、前々回と登場していただいて、いろんなフェスについての歴史だとか、最近ね、おすすめのフェスの話なんかも聞きました。今回ね、皆さん、初めて聞く方も多いと思うので、簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいですか?

菊池:はい。NPO日本ミュージックフェスティバル協会会長の菊池と申します。そのNPOとともに、今日皆さんにお渡しした「DEAL」というフリーペーパーの編集長(として)発行にも勤めています。そもそもは編集者としてライターをやっておりまして、その関係で、まあ皆さん音楽に取材、音楽ミュージシャンとか取材することが多くなって、そこからですかね。いろいろこう関係が高まってきたというのは、

川田:もう通称、周りから「フェスおじさん」と呼ばれているんですよね。

菊池:そうなんですよ(笑)

川田:手元の冊子を見ていただいたら、フェスおじさんのコラムがあって、面白かったんですけどね。周りからいつもフェスにいると「誰だあのおじさんは、いつもいるぞ」と話題になったフェスおじさん。

菊池:そうなんですよ。なんか取材で行ってきつつも、いつもなんか同じように、こう、ガチっとしたライターさんだったら普通は真面目に見るみたいな感じなんでしょうけど、そんなに…あ、真面目に見てないというと変ですけど、後ろの方でぶらぶらとしたり、前の方でぶらぶらとしたりして見てるので

川田:自分も楽しみながら

菊池:そうですね。だからなんか目立っていたんじゃないですかね。

川田:ああ、だから日本ミュージックフェスティバル協会というのは、フェスティバルの主催者たちを束ねる団体ではなくて、もうフェスを楽しみながら、応援する団体ってことなんですね。

菊池:そうです。

川田:へぇ。でそもそもその最初のフェス体験って、いつだったんですか?

菊池:フェス体験は思い出すと、20歳ぐらい。18、19ぐらいの時に。あ。高校時代からRCサクセションが大好きで、忌野清志郎さんの。高校の時に僕は岩手だったんですけれども、RCがあの岩手の自分の町に来てくれるっていう話があって、でこの(Pub SHOCKS)ぐらいの小さな喫茶店・バーが主催で読んだんですよ。はい。で、僕はそこに行っていたので、喜んで、なんかこうお手伝いして、チケットを売ったり、ポスターを貼りたいったりって、チケットをね、頑張ってやってたんですよね

川田:じゃあ最初からスタッフで行ってたんですか?

菊池:いや、その話がまだ途中で、その来る1週間前に盲腸になっちゃったんですよ。

川田:あら!

菊池:それで。ライブ当日行けず

川田:ついてないですね~(笑)

菊池:ついてないですね~(笑)

川田:フェスおじさんの。うん。フェス0日目、すごい寂しい話(笑)

菊池:それで。で、RCの皆さんが、まだあの東北新幹線がない時代だったんで、特急で来て、バー、喫茶店のお兄さんっていうか、おじさんは。「いや~、ここまで来るんだから岩手から東京まで帰れないから泊まるよ」とかって言ってるんで、「打ち上げがあるから来てくれるよ、呼ぶよ」って言って、病院を抜け出してその打ち上げまで行ったんですよね。

川田:寝ときなさい(笑) ちょっと無理を押して会いたいから、憧れのアーティストが。

菊池:あそこでさらにまたRCが好きになって、で、その時も結局来なかったんですけど

川田:え!?RCさん、来なかったんですか?

菊池:来なかったです

川田:じゃあ盲腸で病院を抜け出しただけ?

菊池:だけ(笑)

川田:今、何の話を聞いているんですか?(笑)

菊池:それが音楽を好きになった、まあ大きなきっかけ。で、やっぱRCは見に行きたいなと思ってその翌年、高校を卒業して東京に出てきてすぐ日比谷の初の野音だったかな。RCが。で、見に行って、野外でライブを聞く。っていう面白さに魅せられて、目覚めて

川田:そこは何年ですか?

菊池:えー18だから45年前ぐらいですね

川田:ほぼ半世紀近く、しかも年間百本近くのライブやフェスに今も足を運んでいらっしゃるんですよね

菊池:最近はね、やっぱりコロナ以降ちょっと減りましたけど。あの、それまでは行ってましたね

川田:すごいですよね。で、最近だとおすすめのフェスは何ですか?自分がすごく良かったフェス。

菊池:フジロックはもちろんいいですし、基本はキャンプインができるフェスが大好きで。ビューティフルハミングバードさんを見させていただいた。茨城で「結いのおと」っていう結城市っていう小さな5・6万人ぐらいの街かな。そこで、あの街のいろんなところを会場にして、ライブをやってるところが、フェスがあるんですよ。

川田:今でいうその町であるサーキットフェスみたいな感じなんですか?

菊池:いや、ライブハウスじゃないんですよね。神社とか、公園とか、あとはね。前やってたのは、銭湯とか

川田:銭湯!すごい音が良さそうですね

菊池:あとはどこで…ビューティフルハミングバードさんに聞いてもらってもいいわかると思うんですけど

川田:どこでやってたんですか?

小池:呉服屋さん!

川田:呉服屋さんですか!想像の一歩上でしたね。じゃぁ街全体がフェス会場!

菊池:そうなんですよ。それで街をこうちょっと古い蔵なんかもある街なので、そこを、歩きながら街の風景を見ながら次の会場に行ったりとかするんですよ。でその街と一体になったフェスっていうのは、やっぱ面白くて、そういうのもなんか日本はいろんなとこで可能性はあるなとは思っていましたけど

川田:確かにいろんなフェスがありますもんね。多分本当に今フェスがたくさん各地で出てて、肉フェス、魚フェスとかいう名前まで広がってるぐらい

菊池:そうなんですよね。

川田:だからそのフェスカルチャーっていうのは、もういろんな街とか取り込んだり、いろんなカルチャーも取り込んで、アートがあったりだとかライブペインティングがあったりだとか。なんかそういったところも含めて、フェスって音楽以外も楽しめますよね。

菊池:そうですね。いろんな楽しみ方が見つけられるのがフェスだと思っていて、ライブとはやっぱり違うで、いろんなミュージシャンの方も集まるので、音楽も多様性があるし、やっぱりライブハウスのこういう空間だと年齢が固まりがちじゃないですか?でもいろんな方を連れてこれるし、いろんな人が参加できるし。そういう場がフェスだと思うし。

川田:なるほど。そこで飲むビールとかもおいしかったりしますもんね。

菊池:そうなんですよ(笑)

川田:今ずっとね、空っぽのあのグラスがちょっと僕はおかわりいただきましょうか。すごい熱くなってきて、何がいいですか?いや。

菊池:み、ハイボール(笑)

川田:ハイボールですよね。今一瞬「水の『み』」が出ましたけど、ハイボール。これじゃちょっとこのハイボール僕もいただくので、じゃあ乾杯しましょうか。じゃあ乾杯!

菊池:乾杯。はい。皆さんも乾杯、皆さん、買いに行ってくださいね(笑)

川田:はい。乾杯~!

川田:(一口飲んで)いいですねぇ…。そっかじゃあそのフェスおじさんは盲腸から始まって、やっぱり音楽に対しての熱量がずっと今も続いていて素晴らしいなと思ったんですけど、今日ね、ビューティフルハミングバードさんがまたフェスの会場、例えば青空の下であるのとは違う、すごい手の届きそうな距離でのスペシャルなライブをしてくださったじゃないですか?今日最前で見てらっしゃっていかがでしたか?

菊池:いや本当に。うん。なんていうのかな。澄んでくれるような感じですよね。うん。あの野外で行くと、多分心を解放するような。解き放たれていくような感じがするんですけど、今日のライブは、なんかこう、内に入ってくるというか、声がこう…なんかこう、優しく包まれるような感じがしましたね。

川田:うん。すごくわかります。はい。なんか初めて僕もお会いしたんですけど、すごい心の内側が家族とか親族ぐらい近くなったみたいな

菊池:そうですよね。

川田:うん。感覚が、多分これは僕とアーティストだけじゃなくて、この会場にいるみんながそれを一体として、なんか言葉にできない感覚があったと思うんですよね。

菊池:あの。おそらくやっぱりライブというのは、会場全体で作り上げるものだと思うので、皆さんのその空気感だったり、聞いてる気持ちだったりがこっちの方に伝わってきて、それを返す。返っていくその交換が、その場その時しか味わえない時間になるんだと思いますけど

川田:そうですね

菊池:それが楽しくて、はい。あ、ハイボールきました。あ、これ僕のですね、ありがとうございます

川田:そうですね。今乾杯しようとしましたが、はい。菊池さんのです(笑)

菊池:それが楽しくて、毎回毎回新鮮で、ずっと行って早40数年って感じだと思いますね。

川田:2度と同じライブもないですもんね。関西でね、まあ関西いろんなライブ。フェスがあるんですよ。泉大津の方でも「泉大津フェニックス」とか「ラッシュボール」とか、まあ本当に言い出したらキリないんですけど。僕は神戸のラジオ局でDJもしてるんですけど、神戸もヒップホップの「コーベ メロー クルーズ」というライブフェスができて、そこはまた神戸の港風とか汽笛の音が聞こえながらっていう、港湾ならではの雰囲気もあったりして。関西でこんなライブフェスがあったらいいのになとか、あったりします?

菊池:関西がね、よくわからないんですよね。

川田:主に関東

菊池:はい。で関西は…公園とかよくわからなくて

川田:ああ、大きいところで言ったら「万博記念公園」とかね、うん。いろんなフィールドはあるんですよね。海沿いも埋立て地もいっぱいありますし

菊池:なんかフィールドでやってもらえれば面白いなと思いつつ、逆に。都市の中で、なんかさっきの「結いのおと」じゃないですけれども。大阪の街の特性を使えるような。で、そこでも音が鳴ってるような街の音も聞こえるような、なんかあるといいなと思いますね。

川田:福島とかどうですか?ここら辺

菊池:福島面白いと思いますよ

川田:なんかね、あの飲み屋さんやご飯屋さんがたくさんあるんですよ。ですごくレトロな銭湯とかもあるんですよ。なんかすごいマッチングもあるんじゃないかなと焼き鳥屋さんで、聞きたい音楽とかもあるのかなとか

菊池:で、ここ来る前にちょっと空き地とかもあるじゃないですか?そこでなんかこう。やってたりとか。なんかそういうのいいなと思いますけどね

川田:なんかフェスっていうものの可能性はすごくあるんだなと思います。で、今日、本当に老若男女たくさん幅広い方が来てくださっていて。で、お子さんも来ていただいてるんですけど、この日本ミュージックフェスティバル協会はそのお子さんに向けても気軽に参加できるようにアイテムを配っているんですよね。

菊池:あの配っているのではなく、あのこういう会場で子供用のイヤーマフ、あの耳の保護をする、聴力の保護をするアイテムというかグッズというか、その貸し出しを無料でしています

川田:今日もご準備いただいて。よかったら今日、来ていただいてる。あ、後ろを掲げていただいて。あ、かわいいですね。ミントブルーの。ちょっといろいろとね、たくさんあるのでよかったら皆さんの間で回していただいて、イヤーマフをつけたことある人いますか?はい。あ、一人ぐらいですね。

菊池:一応活動として、お子さん用っていう風にはしていますけれども、まあ別に子供用ではなくて、大人の方もしていただいてよくて

川田:これなぜつけるんですか?

菊池:耳っていうのは生まれた時に構造というか、完成されてるものなんですよ。で、それ以降。そうねえ、経年劣化するように、こう聞こえるのが徐々に下がってくるんですよね。

川田:高い音とか、なかなか聞こえなくなるっていいますもんね。モスキート音とかね

菊池:ってこう、100がこうずっとこう、まあ人それぞれこの角度があるんですけれども、もうそれが音を聞くことによって、こう下がる角度が早くなるんですよ

川田:ああ、だからフェスとかで爆音を浴びていると、ちょっとずつ高音が聞こえにくくなったり

菊池:そうです。でも僕なんか、たぶんだめなんですよ。がっと。もうそれ、40何年聞き続けてるんで(笑)

川田:これですね今手元にやってきました

菊池:ヘッドホンなんですけどね、音が聞こえない。なので、大人になれば別に自分の責任で聞こえなくなったところで、楽しんでりゃいいんじゃないのって思うんですけれども、お子さんは自分の意思でまだライブには行けてないので、それは守ってあげようと。守る必要があるんじゃないか。っていう思いで始めたのと、逆にお子さんが。全然音になんかこう嫌だって思わないでその場にいると。一緒にいたお父さん、お母さんも楽しめるじゃないですか。で、みんなで楽しめるために、その場を作りたいと思って、これを。

川田:へえ、それは菊池さんの海外に行って、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さん、お子さんという親子三世代のフェス参加者を見たんですよね。

菊池:そうなんですよ。

川田:やっぱり、それはなんかみんな是非ひそんな風にフェスに参加してほしいですよね。そうなんですよね。確かにイヤーマフ、あの、つけてみました。

菊池:聞こえないわけじゃないですよね。

川田:すっぽりね、いい感じで高い音と低い音がなんかこう、カットされて包まれてる感じがしますね。繭に。

菊池:あの伸ばしてもらうとサイズ調整できるので

川田:でもなんかこれをつけるつけないはともかく、これがあるっていうだけで、僕も1歳の子供がいますけど、この間フレデリックの三原健司君とインタビューしてた時に、うちの子がInstagramでずっと見てくれてるらしくて、「あの子がフレデリックの音楽を聴いて踊ってくれるのが楽しみ」って言ってくれたんですよ。いつか連れて行きたいなと思いつつも、何歳から連れてっていいのかなと、耳大丈夫かなとか思ってたんで、これがあるとやっぱり、親になってもまだライブやフェスに行けるっていう

菊池:そうですよね

川田:選択肢も広がりますね。これがあるっていうのは知ってるだけでも、多分フェスの楽しみ方が変わりますね。うん。なるほど。ね、今回、OTOGIKI LAB.の公開収録が初ということですけども、これどうですか?この空間

菊池:いやーなんかこう目の前で見ているあの、編集者ライターなので、あんまり人前で話すことはないんですよ。まあ緊張しますね(笑)

川田:そうですね。まあそういう時はもうグッと飲んでいただいて(笑) 今日はこの後もみんなと交流会もありますので、はい。みんなで一緒に乾杯しましょう。

菊池:お手やわらかに(笑)

川田:はい。よろしくお願いします(笑)ということで、この時間のゲストは日本ミュージックフェスティバル協会会長の菊池 崇さん、フェスおじさんでした。ありがとうございました。

菊池:ありがとうございました。


#08へ続く